対象:お金と資産の運用
回答数: 2件
回答数: 7件
回答数: 1件
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
損失の考え方と分散投資について
りんごの花 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投資・運用に入る前に是非お読みいただきたい本があります。
投資はリスクを伴いますから、若干の投資と時間を読書に費やすことで、回避できましたら費用対効果が確認できます。
その上で、まずどれだけの損失に耐えられるかをご確認ください。
今回の1,000万円の幾らかでも、毀損することが耐えられなければ元本保証の商品か極めて低い商品の購入になります。
投資をこれから始める方に読んでいただきたい本
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/28987
外貨建て商品は為替リスクが伴うため2桁の損失があることを前提としてお取組ください。
例えば、米ドルの場合で、06.10.31は116.95円、07.06.29は123.16円、08.10.10は100.58円という大きな変動があります。ユーロの場合は、05.10.31は139.61円、06.10.31は149.26円、07.10.31は167.16円でしたが08.10.10では134.79円に下がっています。
過去2年では現在の価格は円高レベルですが、5年を遡ると円高ではなく円安レベルになります。
ビッグマック指数から見る円高・円安
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/31166
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
私は、手元資金の急な資金の必要性も考慮して、定期預金(ネットバンクが金利が高めでお勧めです)、日本債券(国債)、日本株式、外国債券、外国株式の、5資産クラスへの投資配分をお勧めします。
例えば、5資産に均等配分では、期待リターンは3.5%、リスクは8.0%になり、年間の運用が68%の確率で-4.5%〜+11.5%の範囲になります。2標準偏差のケースでは-12.5%になります。
この場合1,000万円の投資で年間125万円の損失可能性があることになります。
補足
リスクを抑えるには定期預金と日本国債の比率を上げ、収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を高めることでコントロールします。
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
また、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
従いまして、資産配分方針に基づき、保有資産でのETFの購入と、毎月積み立てはインデックス・ファンドの購入をお勧めします
私のHPにインデックス・ファンド、日本のETF(上場投資信託)と日本で購入できる海外のETFを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/idxfund-1.html
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
はじめまして。どうぞよろしくお願いします。
現在は学生をしておりますが、長い間社会人として仕事をしておりましたので1000万円ほど貯蓄があります。
運用などにとても疎く、普通口座にそのま… [続きを読む]
りんごの花さん (東京都/35歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A