対象:住宅設計・構造
現在、実家の土地に祖父・祖母の経てた家。(築30年木造。祖父・祖母は施設に入所したため実質明き家状態)
両親の建てた家(築5年)があります。
私自身も結婚し、子供も授かりアパートから実家に戻ろうと考えています。
その際、当初実家の古い家を建て替え、自分たちの希望する家を作ろうと考えていました。
しかし、金額的なことや、祖父・祖母が元気なうちは取り壊して欲しくない等があり、なかなか前に進みません。
また、両親が古い家をリフォームし、構造上の耐震補強や水廻り(キッチン、浴室、洗面室など)をリフォームし両親が生活し、新しい家を私たちに譲る案もしていただいています。(逆に私たちが古い家と言うのも1つ)
ただ、新しい家には子供部屋が1つしかなく、子供が増えた場合、増築の必要もでてきます。
最終的には自分たちのやりたいように・・・とは言っていただいていますが、金銭的なこと・今後の生活を考えると、どれが最良の決断になるのかが自分にはわかりません。
なかなか回答しづらい質問になりますが、もしよろしければ何か知恵をいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
おまめちゃんさん ( 静岡県 / 男性 / 28歳 )
回答:7件
祖父・祖母のよき思い出
はじめまして
おまめちゃんが子供の頃、祖父・祖母の家に遊びに行ったように、できればお子さんにも同じ思い出を共有して頂きたいところです(^^)
ご両親がお建てになった家は、ご両親のライフスタイルに合っていらっしゃると思いますし、ご両親が高齢を迎えたときを想定すると、今二つの家を大幅にいじるのはもったいない気がします。
先日、甲府へ出張に行きましたが都心に比べ昔の家を大事にメンテして住まわれてる印象が強かったのですが、おまめちゃんがお住まいの静岡はいかがでしょうか。
おまめちゃんご家族が必要とされる水周りなどのリフォームを最低限にとどめ、祖父・祖母の思い入れのある家を守るのも一つかと感じました。
住む前の印象と住んでから不便に感じる場所は違う場合がありますので、まずは生活を始めるのもいいかもしれませんねv
ご参考まで
やすらぎ介護福祉設計 斉藤
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
齋藤 進一が提供する商品・サービス
バリアフリー住宅(新築・リフォーム/リノベーション)のご相談
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私が同じ立場なら・・・
こんにちわ^^大阪で設計事務所をしています。
この手の問題は、法律や技術のお話しの様に、すっきりと答えがでるモノではありません。
人それぞれに、立場や感情があり、家に対する思い入れもそれぞれ違うためです。
ですので、私が同じ立場になったならと云うカタチでお答えいたします。
参考にして頂ければ幸いです。
結論からいいますと、祖父母の家をリフォームします。
理由は
1、敷地にまず祖父母の家があったはずですから、その位置が建物配置として理想の位置に
あると思われる。
2、ご両親はご自分達の為に今の家を建てたから、少なからずその家に思い入れがある。
3、ご両親の家は築年数が5年と浅く、今のご両親のライフスタイルを考慮して建てられた家
であるから、ご両親が祖父母の家に移ってもそこでもリフォームの必要性がある。
4、築年数の古い祖父母の家の方が思い切ったリフォームが出来る。
5、祖父母の家は築後30年を経過しており、そろそろリフォーム時期に達しているが
構造体そのものは、痛んでいる箇所(恐らく水周り)以外はまだ使用に耐えうると思われる。
6、今から新築にすると、30年先の自分も考慮に入れてプランする必要がある。まだ、子供も
増える可能性もあるし、30年さきのライフスタイルが今と同じ可能性は少ない。
と云う事は30年を通してどこかで不便や不快を感じながらの新築建設となる可能性が高い。
7、今新築を決断しても、余命から考えてもう一度くらい、新築の機会がありそうだ。
8、リフォームならば、向こう10年前後のライフスタイルを設定すれば良く、自分の人生の
時々にフィットした、生活スタイルを演出できる。
9、大規模なリフォームになっても新築より安い。
10、リフォームして10数年暮らし、ライフスタイルが安定してから、人生後半の為だけの
家を新築した方が合理的だ。
等々です。
評価・お礼
おまめちゃんさん
回答ありがとうございます。
具体的に考えの根拠となるものを出していただけたので、とても理解しやすく助かります。
まだ、どの選択にするかは決められませんが、今回出していただいた意見を大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。
回答専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
福味 健治が提供する商品・サービス
住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案
まず、金銭面を正確に把握されるといいですよ
ご質問拝見しました。
確かにいろんなパターンが考えられますね。
他の建築家の方が、それに対して色んなアイデェアを出しているので私は別の視点でお話しますね。
文面を拝見していて思ったのが「金銭的なこと」という部分が数回繰り返されていること。
おまめちゃんの中では、金銭的なところに対して正確な見通しがつかない部分が悩みに繋がっているように思いました。
実は、多くの人もこの「金銭的なこと」で悩みながら家造りを考えている方も多いです。
そこで、独立系ファイナンシャルプランナーの方にまず現状のライフプランを組み立ててもらい「いくら家造りなどにお金をかけることが出来るか?」を正確に把握する事をお薦めします。
「なんだ、以外とこれくらいのお金ならくめるのか。なら、この方向性で行こう」
「あれれ、全然お金が足りないな。じゃ、数年後にもう一度考えたほうが良さそう」
など、判断基準になるでしょう。
その時に、リフォームでいくらかかるか?建て替えだとどうか?というのを建築家などの専門家に相談されるといいでしょう。
このALL ABOUTにもFPの方がたくさんいるでしょうから、問い合わせられるといいですよ。
八納啓造 拝
評価・お礼
おまめちゃんさん
回答ありがとうございました。
おっしゃられるように金銭的な部分はとても気になっていました。
両親が建てた家のハウスメーカーに問い合わせをしたところ簡単な金額を出していただけました。
あくまで簡単な金額なので、あらためて調べていきたと思います。
ありがとうございました。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
家づくり全般で分からないことがありましたらいつでもご相談ください
ベストよりもベター
おまめちゃんさん、はじめまして。
design studio bAOBabの鈴木と申します。
他の方がいろいろとアドバイスされていますので重複することがあるかと思いますが、最近のニュースでもいろいろ騒がれている様に先行きが不透明な時代にあっていかにすることが良いか答えが見つけにくいのは確かです。こういう時代にあっては大きなリスクを負うことは難しいとも言えます。従ってできるだけベストを求めるのではなくベターな判断の方が良いと思います。
まだお若いのでイメージしにくい点もあろうかと思いますが、自分のライフプランを大雑把でもかまいませんので立ててみて、それにどの辺でお金がかかるかを把握しておく必要があります。
リフォームするにも建て替えするにもお金は必要です。例えば耐震リフォームであれば自治体から補助金も出ると思いますし、バリアフリーにも補助金または融資の優遇措置もあるので調べてみてはいかがでしょう。
リフォームした場合、何年ぐらい住むのか、建て替えた場合、何年住むことをイメージしているのか、それとローンを組んだ場合、完済する年齢はいくつかなど、検討することはいつくかあります。どのくらいの金額が準備出来そうか、まずはその中で何ができるかを考えていかれてはどうでしょう。
一つ一つステップを踏んで行くことによってどのタイミングで何をすることが良いか分かってくると思います。
ご参考までに
評価・お礼
おまめちゃんさん
回答ありがとうございます。
ライフプランはなんとな〜くはありましたが、もう少し真剣というか、形だててみたいと思います。
また、おっしゃられた「ベストを求めるのではなくベターな判断」。
このような考え方もいいものですね。
ありがとうございましあt。
回答専門家
- 運営 事務局
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記事制作に関するご相談
各務 謙司
建築家
-
色々な条件の整理が必要ですね
おまめちゃん様、
始めまして、カガミ建築計画の各務(カガミ)と申します。
*複雑な条件の整理を
お祖父さまとお祖母さまが建てた''築30年の家''に、
ご両親が建てた''築5年の家''。お祖父さまたちの''想い''や、
ご両親の''気持ち''、そしておまめちゃんさまと奥様の''新しい生活''や、
''子供を育てる環境''に対する考え方と、
色々な条件が重なって、問題が難しくなっているようですね。
建築家として考えると、更に以下の''要素''も調べて検討する
必要があると思います。
・二つの住宅の敷地は、''分筆''されているのか?
・二つの住宅とも''検査済み証''を交付されているのか?
これらの条件によっては、
建て替えが、もう一つの住宅にも影響が及ぶことや、
構造まで及ぶ''大規模なリフォーム''の場合に
''規制''が出たり、''将来の増築''が難しくなる可能性もでてきます。
*三つのパターン
仮に、築30年の家を住宅A、築5年の家を住宅Bとすると、
以下のような組み合わせが考えられますね。
(因みに()の中は、誰が住むかです)
**1.Aを建て替え(おまめちゃん夫婦)、Bはそのまま(ご両親)
**2.Aをリフォーム(おまめちゃん夫婦)、Bはそのまま(ご両親)
**3.Aをリフォーム(ご両親)、Bは内装リフォーム(おまめちゃん夫婦)
まずは新築もリフォームも出来る''建築家''か、
両者を扱っている''ハウスメーカー''に相談して、
それぞれのパターンの''実現性''と''費用の目安''、
さらに各案の''メリット''、''デメリット''を出して貰い、
全ての条件を整えた上で、皆で相談するのが
良いのではないでしょうか?
皆で意見を交わす際にも、''交通整理''をしてくれる
''プロ''が一緒にいると心強いですよ。
P.S.個人的には古い家のリフォームも好きです。
>カガミ建築計画 各務謙司
カガミデザインリフォーム
東京都港区白金台3-12-2-303
Tel/Fax:03-5789-4146
info@kagami-archi.com <
評価・お礼
おまめちゃんさん
回答ありがとうございます。
自分で調べることのできる部分は、やってみたいと思います。
自分一人の意思で勝手に決めることのできる問題でもないため、できるだけ皆で相談できる時間も作りたいと思います。
ありがとうございました。
志田 茂
建築家
-
同じ敷地内にあるのでしょうか?
志田茂建築設計事務所 志田と申します。
二つの家が同じ敷地内にあるのか、または別の、離れたところにあるのか、それによるんですが、、、同じ敷地内にあるのであれば、ご両親が古い家に住まれ、おまめちゃんご家族が新しい家に住むという事でもいいのではないでしょうか。
新しい家を、それなりにリフォームすれば、お子さんが大きくなっても問題ないようにする事は可能かもしれませんし、また、「絶対に無理」ならば、お子さんが大きくなって本当に独立した部屋が必要なら、隣のご両親の家の部屋を使わせてもらうという事も考えられると思います。
中学生の頃までは小さな家でもやっていけます。どうしても、家族いっしょの家がいいというのであれば、それまでの期間にご資金を貯めるという考えでもいいのではないでしょうか。
また、将来、古い家を建て替え、ご両親とともに住む家にするという考えもあります。その場合、新しい家を賃貸にする事が可能があれば、より資金的に楽になりますね。
とても恵まれた状況だと思います。みなさんでよく話合われて、一番良いと思われる結論を出してください。
評価・お礼
おまめちゃんさん
回答ありがとうございます。
同じ敷地内にあります。
両親が建てたくて建てた家を、自分たちのために譲ってもらうのは、なにか忍びなくて進めないというのも1つありました。
自分だけの問題ではないので、皆で話し合いの場をもっともっていきたいと思います。
ありがとうございます。
宮原 謙治
工務店
-
お祖父さん・お祖母さんの建てた家の増改築では?
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
他の先生方がご回答されている通りいくつかの方法が考えられます。
私は将来を考えた場合の視点から回答します。
結論は、
お祖父さん・お祖母さんの建てた家の増改築(リフォーム)して住むということです。
その大きな理由は諸費用や工事代が安く済むということです。
これからの時代は、できるだけお金を掛けない事が大切だからです。
また、お祖父さん・お祖母さんの建てた家の増改築の場合に、住宅ローンなどの利用ということになれば、手続きなど良くご金融機関に相談されると良いと思います。
どうぞ頑張ってください。
(現在のポイント:-pt)
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