対象:住宅設計・構造
私が同じ立場なら・・・
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こんにちわ^^大阪で設計事務所をしています。
この手の問題は、法律や技術のお話しの様に、すっきりと答えがでるモノではありません。
人それぞれに、立場や感情があり、家に対する思い入れもそれぞれ違うためです。
ですので、私が同じ立場になったならと云うカタチでお答えいたします。
参考にして頂ければ幸いです。
結論からいいますと、祖父母の家をリフォームします。
理由は
1、敷地にまず祖父母の家があったはずですから、その位置が建物配置として理想の位置に
あると思われる。
2、ご両親はご自分達の為に今の家を建てたから、少なからずその家に思い入れがある。
3、ご両親の家は築年数が5年と浅く、今のご両親のライフスタイルを考慮して建てられた家
であるから、ご両親が祖父母の家に移ってもそこでもリフォームの必要性がある。
4、築年数の古い祖父母の家の方が思い切ったリフォームが出来る。
5、祖父母の家は築後30年を経過しており、そろそろリフォーム時期に達しているが
構造体そのものは、痛んでいる箇所(恐らく水周り)以外はまだ使用に耐えうると思われる。
6、今から新築にすると、30年先の自分も考慮に入れてプランする必要がある。まだ、子供も
増える可能性もあるし、30年さきのライフスタイルが今と同じ可能性は少ない。
と云う事は30年を通してどこかで不便や不快を感じながらの新築建設となる可能性が高い。
7、今新築を決断しても、余命から考えてもう一度くらい、新築の機会がありそうだ。
8、リフォームならば、向こう10年前後のライフスタイルを設定すれば良く、自分の人生の
時々にフィットした、生活スタイルを演出できる。
9、大規模なリフォームになっても新築より安い。
10、リフォームして10数年暮らし、ライフスタイルが安定してから、人生後半の為だけの
家を新築した方が合理的だ。
等々です。
評価・お礼
おまめちゃん さん
回答ありがとうございます。
具体的に考えの根拠となるものを出していただけたので、とても理解しやすく助かります。
まだ、どの選択にするかは決められませんが、今回出していただいた意見を大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。
回答専門家
- 福味 健治
- ( 大阪府 / 建築家 )
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在、実家の土地に祖父・祖母の経てた家。(築30年木造。祖父・祖母は施設に入所したため実質明き家状態)
両親の建てた家(築5年)があります。
私自身も結婚し、子供も授かりアパートから実家に戻ろう… [続きを読む]
おまめちゃんさん (静岡県/28歳/男性)
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