対象:住宅設計・構造
数年先に、義母が住んでいる家で同居予定です。
現在の家族構成は義母1人、
私達夫婦2人で遠方に暮らしていますが、
いずれ子供ができるかもしれません。
今義母が住んでいる家は
結婚前に主人がローンを組んで購入したものです。
築30年を超える中古物件です。
土地24坪、2階建て(1階12坪、2階12坪)です。
都心から近く、駅も徒歩圏内で便利なのですが、
いわゆる都市型住宅で、電車の騒音が激しく、
家の周りを高い建物に囲まれており日陰です。
義母はその地域に愛着があるため
騒音や日陰についてあまり気にしていない様ですが、
購入した当の主人は住環境に不満なようです。
郊外の緑の多い場所で育った私も
何十年も住むことを考えると躊躇しています。
今、考えられる手段は、以下の3つです。
1.家をリフォームする
(経済的だが、住環境がよくない)
2.不動産を売却して住み替える
(通勤がかなり不便になるが、住環境は改善可能)
3.遠い将来、賃貸併用住宅としても使えるよう、
完全分離型の2世帯に建て直す。
(すでにローンがあり経済的にムリかもしれないが
具体的に見積もっていないので分からない。
住環境は変えられないが、将来そこを離れる時に
売れないまでもアパートとして貸せる可能性も。
また完全分離だとプライバシーが保てそう)
どれが私達家族に一番合ったスタイルか分からないので、先に不動産ありきではなく、今の古い家のまま
実際に数ヶ月同居をしてみてからどうするか決めようと考えていますが、現時点で先にやっておいたほうが良いことはありますか?
例えば、耐震診断や修理箇所を調べるなど、
土地や建物の調査は、今のうちにしておいたほうがよいのでしょうか?
びいどろさん ( 大阪府 / 女性 / 34歳 )
回答:3件
一度発想を広げて、目標を描くのもいいですよ
はじめまして、文面を拝見しました。
いろいろと悩ましいところですね。とても真剣さが伝わってきました。
ご質問の内容に対しての直接の答えにはなりませんが、興味がありましたら下記の内容をご家族で話し合ってみるのも発想を広げる一つになるかも知れません。
1.何の条件も無かったとしたら、ご夫婦それぞれはどういった場所
に住みたいですか?
2.今住んでみたい場所、5年後住みたい場所、10年後、20年後
などそれぞれのタイミングでどういったところに住んでみたいですか?
3.家を手に入れることで、どういった幸せを手に入れたいでしょうか?
これらのことを家族で話し合うと、もしかしたらピンとくる手段を思いつくかも知れません。
よかったら活用してみてくださいね。
八納啓造 拝
評価・お礼
びいどろさん
ご回答ありがとうございます。
まだ家族できちんとした話し合いをしていないので、余計にいろいろ考えて不安になってしまうのかもしれないです。
おっしゃるとおり、まずは家族それぞれの素直な希望を出し合って、そこにライフスタイルの変化や経済的なことを考え合わせつつ、みなが納得できる選択ができればと思います。
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
家づくり全般で分からないことがありましたらいつでもご相談ください
「まず同居してみる」ことへの賛同意見です
こんにちは。
「3つの手段」のうちどれが一番あったスタイルかわからないのは、将来のライフスタイルがわからないからですよね。僕は調布に住んでいますが、3歳の娘にせがまれて毎週末横浜のおばあちゃんのおうちに通っています。家を買う時には、こんなことになるとは思ってもみませんでしたから、予想外の出費と労力が・・・
だから、まず同居して実際に暮らしてみるというのは、良い考えだと思います。実際に暮らして始めてわかることもあるだろうし、もしかしたら3つ以外の手段も見つかるかもしれないし。
現時点でやっておくこと。本格的な(大きなお金のかかる)ことは、「次の手段」に移る時にやるので良しとして、ご提示されている、耐震診断や修理、地盤調査についても最小限で良いのでは?
一口に耐震診断といっても、東京都の場合、住まい手が自分で行う「誰でもできる我が家の耐震診断」から、一般診断、精密診断と3つの段階があります。一般診断までであれば家を壊すことなく、外観検査だけですむので、お金も余りかからず、自治体によっては補助金の適用も申請できると思います。外観検査と併せて、診断を行う建築士等から、雨漏りや亀裂等補修の必要な箇所のアドバイスもしてもらえるであろうし、地盤についても周辺データを見ながら一応の見解は提示してもらえると思います。
ただし、耐震診断の結果はあまりよくない結果が出る可能性が高いと思います。30年前と今では耐震に対する考え方が違うわけですから。
ライフスタイルの変化に合わせて建物に手を加える時期やその方針を決めるための情報の一つとして、建物や地盤の現時点での性能を把握しておくことは、良いことだと思います。ただ、あくまでの「情報の一つ」であって、「次の手段」に移る時に大事なことは、八納さんの仰るあたりだと思います。今はまだ見えない将来ばかりかもしれませんが、実際に生活してみて、いろいろ見えてくると良いですね。
評価・お礼
びいどろさん
ありがとうございます。
文面を読ませていただき、比較的簡単な耐震診断や地盤調査を、判断材料の1つとして行ってみようかと思います。
今はいろいろなことが漠然としすぎているので、できることからはっきりさせていくことで、また何か違うものが見えてくるかもしれないと思っています。
回答専門家
- 川瀬 康和
- (東京都 / 建築家)
- 一級建築士事務所 カワセ企画・設計
機能やデザイン、コストや将来計画など建築をトータルで考える
設計者がいることによる「クライアントのメリット」は、デザイン性や機能性だけにとどまらないと思います。建築の専門家である設計者の一人として、「クライアントに代わって汗をかくこと」や「建築に対して誠実であること」を意識して仕事しています。
本田 明
工務店
-
同居するかどうかですが・・・
単純にコスト面だけから考えると、
3が一番コストパフォーマンスがいいようなきがします。
1.の場合 30年前の建物ですと、結局将来建て替えの話が持ち上がるようなきがします。
2.の場合 土地の売買には、手続きや不動産屋の利益など、それなりのコストがかかってしまいます。特に売却の場合は安くなってしまうことが多々あるようなきがします。
3.の場合 今所有する土地の中で何とかするのが、そのような見えないコストがかからない最も経済的な方法だと思います。そして、土地が24坪もあれば、それなりに色々な手法を使って、町の真ん中で気持ちよく暮らすプランが出来るのではないかと思います。
補足
人生相談みたいになって恐縮なのですが、
>数年先に、義母が住んでいる家で同居予定です。
とは、ご主人の意見ではないでしょうか。
ご主人が言うからといって、同居する必要は全くないと思います。
私のうちの近所のおばあさん達を見ていると、
おばあさんの一人暮らしは、近隣の方との適度な付き合いもあり
健康である限りは、
意外と一人でそれなりに生活をエンジョイしておられるようなきがします。
そんなに心配したものではないと思います。
家の形も大事ですが、家族の形はもっと大事です。
家族の幸福とは、奥さんの幸福です。(私の経験上)
奥さんが日常的に不満な状態を抱えていて、家族が幸福なわけがありません。
奥さんが、どうしたいか
(同居したいか否か)がこの場合の最も重要な要素だと思います。
姑さんと仲良くとはいわないまでも、変なストレスを感じることなく
ご自身が生活できるかどうか、です。
今回の場合、中古の住宅もご主人の資産ということですので、
本来的には姑さんの方が相当弱い立場です。
そのことが、良く働くかどうかも関係性次第です。
経済的な観点からすると、同居の方がいいに決まっています。
奥さんが働く気なら、同居は姑さんに子どもを見てもらえるという
大きなメリットもあります。
形態的には完全2世代分離になっていても、
「鍵がかかっていない双方の家に無断で入らない」
というモラルを維持するのにも、
相当に(特に姑さん側の)不断の努力と自重が強いられるものです。
とりあえず、奥さんが今後どのような生活を望まれているか、
ということを
ご主人と正直にホンネで話し合うことが、一番のようなきがします。
10/7 ご丁寧な、返信ありがとうございます。
回答する励みになりました。
評価・お礼
びいどろさん
見るべき視点を整理していただいて、ありがとうございます。
経済的な面とメンタル面、どちらも大事ですが、経済的に許す限り、メンタル面を最優先の判断基準にしていこうと思います。
おすすめのように
義母も元気ですしぎりぎりまで別居できればよいのですが、義母が経済的に自立していないため、このまま別居を続けることが難しい状況です。
アドバイスを参考にしながら、
なんとかうまく納まる方法を見つけたいと
思います。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A