対象:仕事・職場
契約社員から正社員昇格を目指す、法的アシスト(根拠)はあるでしょうか?
現在、大手インフラ企業に1年更新制の契約社員として勤めております。
業務遂行には社内資格が細かく多彩に設けられており、必要な最低限の社内資格は修得しました。
広義においては更に必要資格はあり、順次修得する予定です。
資格修得が正社員昇格の根拠とするならば、解釈次第で無限にハードルは高くなります。
経験がものをいう仕事ではありますが、都合よく雇用調整の対象されてはたまりません。
正社員への道を明確にし、安心して勤めたいと思います。
ぱいれんマンさん ( 大阪府 / 男性 / 42歳 )
回答:1件
関係法令として
ご質問のような件に関わる法令としては、平成20年4月1日から「パートタイム労働法」が改正、施行され、その中に「通常の労働者への転換の推進〈第12条〉」として、パートタイム労働者から正社員への転換を推進するための措置を講じることが義務化されています。
例えば、
○正社員を募集する場合、既に雇っているパートタイム労働者にも周知する
○正社員のポストを社内公募する場合、既に雇っているパートタイム労働者にも応募する機会を与える
○パートタイム労働者が正社員へ転換するための試験制度など転換制度を導入する
などが例として挙げられています。
ただしこの規定に罰則は設けられていませんので、実際の取り組みがどうなるかは会社の姿勢に左右される面があると思います。全体として正社員化促進という方向性は当面変わらないと思いますので、今後の法改正もさらにその方向で進むのではないかと思います。
評価・お礼

ぱいれんマンさん
ご回答ありがとうございます。
正社員化の方途への昨今の流れは評価できます。
ただ、「契約社員」という位置づけが曖昧です。
一応は“直接雇用”ですし、
福利厚生もついたフルタイム労働ですから、
派遣に比べれば格段の待遇です。
「お茶を濁す」といった状況でしょうか?
正社員に昇格させる前に、
「切ろう」と思えばいつでも切れる・・・。
こういった状況には変わりない訳です。
「同じ職務で契約社員を3年経過すれば、正社員にさせなければいけない」・・・
こういった法律でもあればいいのですが、
これまた、「最長3年で契約終了」などと逃げ道の内規を作って逃げられるのがオチでしょうか?
いすれにしても、
“普通に働く”ことのできる雇用(=正社員)が
あたりまえの時代の到来が切望されます、
景気回復って、こういうところから始まるんじゃないですかね?
正社員さんとまったく同じ汗(=同じ仕事)を流して今日もがんばります。
むしろ、よく周りを見渡すと彼らより1.5倍は仕事をやっていますね(笑)
回答専門家

- 小笠原 隆夫
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ユニティ・サポート 代表
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。
組織が持っているムードは、社風、一体感など感覚的に表現されますが、その全ては人の気持ちに関わる事で、業績を左右する経営課題といえます。この視点から貴社の制度、採用、育成など人事の課題解決を専門的に支援し、強い組織作りと業績向上に貢献します。
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