対象:リフォーム・増改築
南向き、築12年、木造軸組2階建て住宅です。子供が家を出て部屋が空いてしまうので、両親が次のようなリフォームを考えています。
・リビング(15畳)の拡張
隣室の洋室(8畳)を併合することで、マッサージチェアを置く場所など、単純に空間を広くしたい。洋室には特に何もありませんが、軸柱のようなものが見られます。
・天井を吹き抜けに
ちょうど1階の真上に当たる2階部分にも、空間は1階より一回り小さくなりますが、小リビングがあります。2階は子供スペースでこれからは皆家を出、また元からあまり使っていなかったこともあって、一階から天窓を作るまで日の光の通る吹き抜けにしたい。なお2階のリビングにはキッチンがあります。
大変大まかな質問で恐縮ですが、以上2点について、予想されるリフォームの価格帯をお答えいただけないでしょうか?
piyo-ruさん ( 神奈川県 / 女性 / 18歳 )
回答:2件
ご参考になれば幸いです
あんぜんねっとの大八木です。ご質問ありがとうございます。
首記の件、それぞれに分けてご 回答いたしますのでよろしくお願いいたします。
『リビングの拡張について』
リビングの拡張については出来れば事前調査を入れたほうが無難です。
耐力壁というものがありますので、簡単に壁を壊して部屋を広げるのは
事前調査の後、結論を出されたほうが宜しいかと思われます。
第三者機関があります。
非破壊検査などを含め建物の構造上の調査をしてくれます。
耐力壁を壊した場合、震度6近くの地震が来る事を想定しますと
家にねじれが生じ易くなり、地震に弱い家になりかねません。
耐力壁などの場所に太い「梁」を入れ、金物で固定しても大丈夫とは言い切れません。
TVなどで「○○の匠」とか言われている方々がいますが、弊社では安心安全を
訴えている会社ですので出来れば事前調査をしてからプランの打合せをするのが
筋だと思います。
デザインに重きを置くリフォームの場合、のちに欠陥住宅を造らないとも限りません。
部屋を広く使いたいお気持ちは理解出来ますが、慎重にプランを練られては如何でしょうか…
『天井を吹き抜けに!』
1Fの天井を開けて吹き抜けにするのはお勧めしません。
先程も書きましたが、事前調査が何より重要なのです。
二階ばりがありますので引っ掛からなければ良いのですが…
図面など事前に用意し、調べた上での回答になります。
料金がいくらか?も大切ですが、地震に強い家でないと欠陥リフォームに
なります。
のでご注意下さい。
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深澤 熙之
建築プロデューサー
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実際に現場を見てみないとわかりません。
リフォームの方法により工事の価格が大幅に変ってきます。
1Fの併合リフォームに於いて、間仕切りを解体して、後は内装工事だけを考えれば良いのか??
また、2F部分の吹き抜けにされたい部分に於ける、2F吹き抜け部分の天井また吹き抜け解体予定の他の残りの部屋との耐震構造の問題など構造的な部分の補強工事もどのくらい必要になってくるかでかなり変わってきます。
現場を見てみないとわかりませんが、ざっと想定した費用だけでも350〜700万円の間くらいの工事内容になるかと思います。
見えるところだけを中心にリフォームして安価に抑えて、見えないところがいい加減で後で後悔するという被害者が増加していますので、今回のように躯体部分を解体するような改築リフォームは尚更です。
今回のリフォームに於いてもそうですが、まずは耐震の事を考えての補強工事をまずは優先する事。
また、断熱リフォーム床・壁・2F天井部分などの工事もどのようにするかが大事です。
本日も朝テレビで1300万円もかけて、見た目だけは新築のように立派に見えるようになったが、断熱リフォームが予定の半分以下の工事しかされていず、カビが発生しており、床・天井からの底冷えのような冷気がくるような始末、そして耐震補強も一切されていず、その工事の内容は450万円くらいの工事の内容だけでしかなかったという悪徳手抜き工事の報道がなされていました。
そのリフォームの工事も当初は1000万円は超えない金額だったのですが結果的に途中で追加請求が出て1300万円請求をされた上、完成後で専門家に相談したら悪質手抜き工事だったという内容で、こうなってくると後悔先に立たずです。
今回のようなケースはまず、住宅の重要構造部分の耐震構造に於いて詳しい、まず、安心のおける専門家の設計士さんに相談をされて、よくよく吟味をなさって下さい。
補足
その他、住宅のカビ、結露がどうして出るのか??断熱の方法いかんによって、断熱効果があっても湿気が蒸れたり、また断熱効果がそれほどでなかったりで、
断熱工事を安易に考えず、カビ、結露の出ない断熱リフォームという事を熟知している設計士さんに相談される事です。
選定業者として、
建築業許可認定のある業者
建物構造計算のできる設計士さんが常時している業者
断熱リフォームの事に於いても熟知している専門家がいる会社
優秀な現場監理者がいる業者(契約する前に必ず会う事です。実際に工事をする職人にも面接を要望したほうが良いです。)
営業マンの話を鵜呑みにしない事です。
自分の目と耳でしっかり判断をされて下さい。
私は 全国住宅リフォーム優良企業促進支援協会の理事長も兼ねている仕事をさせて頂いているのですが、最近、全国からあまりにもひどい内容の手抜き欠陥住宅の方からの相談を受けており、それも毎日相談を受けており増加の一途です。
リフォームをする場合の一番のポイントは現場監理者及び工事職人さんの技術にかかっています。
参考になれれば幸いに存じます。
参考ブログサイト 昭和アルミ公式ブログサイト
評価・お礼

piyo-ruさん
ご回答ありがとうございます。
リビングを広くするリフォームとはいえ、耐震工事や断熱工事など、考えなければいけないことは多いのですね。手抜き工事は最も避けたいことなので、深澤さんにアドバイスいただいたように信頼できる専門家に一度相談してみようと思います。
それから見直し点をみて、どう実行するか詰めていきたいと思います。
(現在のポイント:-pt)
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