対象:リフォーム・増改築
一戸建てのリフォームする予定です。
一階の南西部分ににLDKを作るのですが、
東西は隣家がすぐあるための採光が全く望めません。
南側の窓に面してリビング、ダイニング、キッチンの順番となる予定です。
窓より離れるダイニングとキッチンの辺りは、現在の家では昼間でも電気をつけないといられない状態なので、リフォーム後はに採光をとり明るくしたいと考えています。
二階の子供部屋の一部を吹き抜けにしてトップライトをつけるのはどうかと考え中ですが、西向きになってしまうため西日の暑さを心配しています。
それとも、ハイサイドライトのほうが有効でしょうか?
西側の採光は諦めたほうが良いでしょうか?
ぱるっこさん ( 東京都 / 女性 / 38歳 )
回答:4件
西日の角度と連動しています
トップライトですが、暑さは大陽の高度と関係しています。
一番暑くなるのが、南向きのトップライトです。なぜなら、高度の一番高い方位になるので、直射日光が上からガンガンと入ってくるからです。それに較べると西日は、高度の低い状態から日光が入ってきますので、逆にハイサイドライトのほうが暑くなる可能性は強いでしょう。
参考になりましたら幸いです。
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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小浜 貴士
建築家
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あきらめる必要はないですよ。
ぱるっこさん。こんにちは。
この度はご質問ありがとうございました。
リフォーム工事に併せてトップライトを計画しているということ、とても完成が楽しみですね。
さて、1階DK部の採光を確保する為に、2階子供室を犠牲にしてトップライトを計画するとなると、暑さ対策はもちろん考慮しなくてはいけませんが、これらは現在市販されているトップライトのグレードにもよりますが、ブラインドを付けたり、高断熱タイプ硝子の採用又、外部側に透明の遮熱シート等を施工すれば、さほど問題ないと思います。
熱だけのことを考えるのであれば、北側はあまり影響を与えにくいですが、東、南、西側においてはいづれにおいても室内の温度上昇は少なからずあると理解しておいたほうがよいと思います。
それよりも、第1に構造面のことが心配かなと思います。
施工会社様に適切な判断をしていただき、どの箇所であればくり貫けるか、よく確認してもらうとよいでしょう。
そして第2に考慮するのが、予算面でしょうか。
凡そですが、2階床をくり貫き、更に屋根くり貫くとなると、70〜100万円ぐらいはかかるかもしれませんね。
直射日光こそ入りませんが、外部からにわかに落ちてくる明かりを取り込めればよいということでしたら、DKの壁に窓を設けるだけにして、予算を半額ぐらいににすませるのも手かと思います。
ハイサイドライトにおいても同じようなことが言えるかもしれないので、周囲との状況をよく確認してみましょう。
すいません、立地状況こそ分かればもう少し的確なことも言えるのですが・・・
以上になりますが、参考になりましたら幸いです。
オネストアーク
小浜 貴士
評価・お礼
ぱるっこさん
ご回答有難うございます。
確かに予算面などを考えると実現するかわからないのですが、よく検討して見たいと思います。
森岡 篤
建築家
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太陽光をコントロールする
ぱるっこさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
1階の部屋奥が暗いのを、2階の屋根から光を入れ、明るくする、良い案だと思います。
私も、この方法を何度か用いたことがあります。
この時考えておく必要があるのは、太陽の軌跡により、光がどのように入るかです。
トップライトと2階吹き抜け面のレベル差があるため、朝夕、あるいは冬期、太陽が斜めに入る時に、吹き抜け面を外れてしまいます。
斜めに入っても、反射させて、1階を照らす工夫が必要です。
窓面では、西向きが一番大変ですが、トップライト(屋根面)では、南面が一番きつく、南も西も余り大差ありません。
**トップライトかハイサイドライトか
ハイサイドライトが使えるようであれば、その方が、コントロールしやすいです。
トップライトもブラインドを付けられるものがありますが、スラットを閉めると暗くなってしまいます。
ハイサイドライトでは、ブラインドにより直射光を反射して天井を照らし、下まで明るくすることができます。
参考にしていただけたら幸です。
パルティータ建築工房サイトはこちら
東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅/リフォーム
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評価・お礼
ぱるっこさん
大変参考になりました。
太陽の軌道を考えたりなど難しい感じもしますがよく検討してみます。
有難うございました。
漆原 智
建築家
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隣家が接近しているお宅を、明るい部屋にしたい
ぱるっこさん。こんばんわ。
西向きのトップライトやハイサイドライトについては、各建築家の方々のご意見を参考にされてください。
ぱるっこさんのお宅の間取りや敷地の条件をよく理解していないかも知れないので恐縮ですが、
その他の方法として、スカイライトチューブにより光を集める方法もあります。
屋根などにドーム型の集光器を設置して、チューブを用いて、暗い部屋まで光を落としていく方法です。
家の形状により、マッチしないかもしれませんが、色々な方法を検討されるのもよろしいと思います。
参考になれば幸いです。
(現在のポイント:-pt)
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