対象:住宅設計・構造
この度2003年築の中古物件を購入しました。築浅の為、耐震性は問題ないとは思うのですが、この物件が建築申請はしているものの完了検査をしていない為万全を期したいのと、改正後の耐震基準の命の危険がないだけでなく、ケガする事もないのか知りたいと思っていますが、検査の必要はありますか。築浅でも検査はしてもらえるのでしょうか。完了検査はしてませんが、実際の寸法はほぼ一緒で問題なさそうだと区役所の方には言われ、知り合いの一級建築士さんに聞いたら、住宅は完了検査はしてないところが多いと言われ安心して購入しました。(財)日本建築防災協会の自己診断をしてみたら10点中9点で問題ありませんでしたが、構造の中身までは見れませんし、買う時は安心できる状態で住みたいと思っていたので、人に危害のない程度にしておきたいと思っています。
クゥさん ( 東京都 / 女性 / 38歳 )
回答:2件
安心できるかどうか・・・?
木造住宅専門の勇和建設(株) 齋藤です
2003年=平成14年の新築
その住宅を設計・監理・施工した建設会社が、その時点での法規をきっちり守って
設計・監理・施工していれば、心配がないはずです
平成12年に建築基準法が改正され、耐震基準が強化されています
また、同年、住宅の品質確保に関する促進法が施行され、住宅の長期保証が義務化されています
それらを守っていれば、安心と言えると思います。
しかし、そこからが問題。
正しく施工されているかどうかは、外観では確認できません。
完了検査すら受けていないということから、少しの不安がありますねぇ。
せめて、専門家に、現地調査をお願いしてみてはいかがでしょうか。
床下や天井裏などを目視で点検し、目視可能な範囲において
所定の耐震補強金物などが適法に使用されていれば、
目視できない部分にも必要な配慮がされているであろうと推測できます。
(財)日本建築防災協会認定の木造住宅耐震診断士という資格があります。
この資格者に、「一般診断法」で耐震診断を受けるのが、最も安心な方法だろうと思います。
以上
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中舎 重之
建築家
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2003年建築の木造住宅
建築年度が2003年ですので、すでに木造軸組工法住宅の計算指針が出た後の物件ですので心配はいらないと思います。耐力壁の量と配置、金物は設置されています。ですから耐震診断をしても合格点が出ると思います。ただ自己診断の10点中9点の残りの1点は気になります。さて合格点がでた建物でも、当方がNGを出す建物があります。その話をします。
まず1階の柱の全てに壁が付いていますか。柱が1本のみで孤立していませんか。孤立した柱が1本でもあれば其の場所で建物が倒壊します。次に1階に12帖の広い部屋があり、その上に6帖が二部屋ある建物も駄目です。これを間崩れと呼び当方が最も嫌うケースです。やはり危険です。耐震診断を数値のみを追いかけて合格と判定するのはいけません。
以上です。 2014.5.14 中舎重之
クゥさん
建物調査
2008/03/17 18:25先日は早速のご回答ありがとうございました。他の手配に間が空いてしまいましたが、もう一つご相談させて下さい。
私は地震に対する備えだけはしておきたいと元々思っていましたが、今回のような物件の場合、普通建物調査をするものでしょうか。それとも私の念の押しすぎでしょうか。
私達は買ってから気付いたのですが、まだ家を持てるような年収、貯蓄額になってないのに購入してしまった為、お金をできるだけ掛けないで済ませたいのと、私だけが一人で耐震診断をしたいと思っていた為こちらにご相談したので、主人にやりますと言うべきか、それともやり過ぎなのか迷っています。
ちなみにこの物件は元々建売3件のうちの1件で、建築会社の名前は三建建設です。10年保証は第三者に受継がれないと書かれてあるそうなので、瑕疵担保責任の3ヶ月しかついていません。
クゥさん (東京都/38歳/女性)
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