対象:住宅設計・構造
中舎 重之
建築家
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2003年建築の木造住宅
建築年度が2003年ですので、すでに木造軸組工法住宅の計算指針が出た後の物件ですので心配はいらないと思います。耐力壁の量と配置、金物は設置されています。ですから耐震診断をしても合格点が出ると思います。ただ自己診断の10点中9点の残りの1点は気になります。さて合格点がでた建物でも、当方がNGを出す建物があります。その話をします。
まず1階の柱の全てに壁が付いていますか。柱が1本のみで孤立していませんか。孤立した柱が1本でもあれば其の場所で建物が倒壊します。次に1階に12帖の広い部屋があり、その上に6帖が二部屋ある建物も駄目です。これを間崩れと呼び当方が最も嫌うケースです。やはり危険です。耐震診断を数値のみを追いかけて合格と判定するのはいけません。
以上です。 2014.5.14 中舎重之
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クゥさん (東京都/38歳/女性)
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