対象:ペットの医療・健康
10歳になる小型犬雌です(4歳で出産経験あり)。
それまでも血尿を年単位で何度か繰り返し膀胱炎と診断されていました。
当時の病院ではたいした検査もして貰えなく、私の知識不足もあり膀胱炎だと思いこんでいました。
友人に相談し病院を変わり10歳なので初めて健康診断ついでに詳しい検査を受けました。
血液、レントゲン、エコーなどの結果、膀胱に石が見つかりました。
処方食では解けない大きさと言われ受けました。
同時に歯石除去、未避妊だったので開腹ついでに避妊術もして貰いました。
時を同じく、手術の2日前から一つのお乳から母乳が出始めていました。
午後の手術で夕方面会に行き、夜は異常なかったのですが、
翌日朝からおしっこが出なくなり、腎臓が機能していないと言われました。
治療の甲斐なく夕方まで全く出なかったので快復の見込みがないらしく、帰って見取る事にしました。
翌朝大変苦しい様子で亡くなりました。
術前の腎臓の血液検査の結果は良好でした。
石は直径1〜1.5mm程が10数個でした。
子宮は少し腫れて水が溜まっていました。
どうしてこんな結果になったか先生にも分からないと言われました。
以前の膀胱炎?以外は至って元気でよけいな手術をしたと、後悔してもしきれません。
良かれと思って受けたのに大変虚しい思いです。
どうか他の先生の意見をお聞かせ下さい。
ひめたろうさん ( 大阪府 / 女性 / 37歳 )
回答:1件
死亡事故
医学、獣医学の臨床現場で時折、死亡事故が起こります。原因は、様々あります。その一つに医師、獣医師の明らかな誤診、稚拙な手術テクニックによる死亡事故があります。しかしながら死亡事故の大半は、普通の技術を持った医師、獣医師が、一般に必要とされる術前検査をし、一般に必要とされる監視装置、麻酔装置、術後の管理、薬剤の投与をしたのにもかかわらず、術中もしくは術後しばらくして死亡にいたるというケースです。お問い合わせのケースでも、どのようなメカニズムでそのような事になってしまったかは判りませんが、両側の腎が急性の腎不全に陥ってしまったようです。その先生にも何が起こったのかは解らないのでしょう。詳しいデータが示されていませんのでコメントのしようもありませんが、術前のデータでGOサインが出ているのなら、手術を回避する要素は無かったのですから、何か予期しない事がその子に起こってしまったのでしょう。では当院ではどうしたかをお話しますと、術後そのような急性の腎不全に陥ってしまったら、まず内科的な治療をし、それでも無尿状態が続いたら、腹膜透析をするでしょう。1日以内で回復不能と判定するケースは少ないと思います。ただ、それぞれ、一つ一つのケース(その子の状態、飼い主さんの希望)で選択する療法は全然変わってきます。今回の先生がお取りになった処置、処置の中止について、想像からコメントすることはできません。
評価・お礼
ひめたろうさん
早々の回答ありがとうございました。
『腹膜透析』なるものがあるとは知りませんでした。
そこで出来ればして頂けたのかも知れませんが、どこの病院でも出来る処置のかも分かりません。
頂いた「手術を回避する要素が無かった」というお言葉に少し安堵しました。判断まであまりに時間が短かったので、どうしようもありませんでした。丁寧な回答、どうもありがとうございました。
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