対象:経営コンサルティング
経営戦略には、全社戦略(企業戦略)、事業戦略、機能別戦略などがありますが、これらの経営戦略には、それぞれどのような特長があるのでしょうか? また、これらの戦略を効果的に使い分けるには、どうしたらよいのでしょうか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
回答:3件
◆特徴と効果。
全社戦略(企業戦略)
その企業がいかなる理念でいかにして利益を出しつつ社会貢献できるかのビジネスモデルこの事では?
事業戦略
上記に基づいての中期長期を踏まえた上での短期戦略などでは?
機能別戦略
機能?弊社で言うところのPRでしたら、
1)ネットニュース
2)新聞・TVなどのリアルメディア
3)人々が交流する場所作り
とかでしょうか?
効果的に使い分ける、、とかっていうものではなく、同時進行ではないでしょうか?
効果的にそれぞれの役割を確立させる事が大事なのではないでしょうか?
質問への答えはこれでいいのかな?
実は質問の意図がちょっとわかりづらかった。
そうではない場合は再質問してくださいネ。
回答専門家
- 尾崎 友俐
- (経営コンサルタント)
- 株式会社オリエンタル
ネット・リアル・メディアの融合。売れる仕組みを提案し続けます
オリエンタルの尾崎友俐です。MediaMix手法を活用した「集客術」がテーマです。なぜユーザーになるのか、いかに商品を認知させるのか、購入させ続けるのかを研究しています。特に「女性」「食」「生活」「通販」「情報配信」にポイントをおいています。
戦略だけでなく戦術も学ぶと役に立つ
こんばんは!営業コンサルタントの保科です。
ベンチャー、一部上場企業に在籍経験があります。
状況と立場によって使い分けが違ってきます。
概略と事例をコメントします。
*全社戦略(企業戦略)
会社全体が将来的にどうやって発展していくかの作戦・構想です。
大戦略と考えるとわかりやすいです。
一例
**垂直統合
得意分野を上から下まで抑える作戦
例えば、
インターネット業界で、ADSLから、携帯電話(通信)、
ネットショップ(コンテツン)まで経営していく。
自動車業界で、部品生産から、自動車の組み立て、
販売整備まで一貫して行う。
**事業部を子会社化
ベンチャー系に多いパターン。
社内アイデアをスモーススタートさせ、育ったら子会社化。
連結決算での売上げ・黒字幅増と上場利益を見込みます。
例えば、
「人材派遣やろうよ!」
「インターネット媒体が熱い!」
「フリーペーパーがくるんじゃない!」
と言った社内アイデアを汲み上げて支援し成功させる。
*事業戦略
それぞれの事業をどうやって発展させるかの作戦・ストーリー。
会議とかで「戦略」というとこれが多い。
一例
**フランチャイズ展開
ビジネスモデルを作って、あとは加盟店を増やしてビジネスを拡大。
**コストカット(利益増)
市場の伸びが限界点なので、コストをカットすることで利益増を狙う。
*機能別戦略
どういう会社組織で経営したら効率が良いか?
それぞれの部署はどういう形が良いか?
を考え、全体効率を上げていきます。
部署を細分化し特化させてていくので、
下手するとコスト増になり、
社内の連携が悪くなります(いわゆる大企業病)。
一例
・人事部門を採用専門部隊と人事管理部隊とに分ける
・営業部門を大企業向け、中小企業向けに分ける
・営業部門を製品ごとに分ける
*現場戦術まで学ぶと良い
こういった戦略は、
「具体的な実行方法」がわからないと、
画餅になりかねません。
''現場の戦術までブレークダウンして学ぶと実ビジネスで役に立ちます''
参考になれば幸いです。
回答専門家
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田邉 康雄
経営コンサルタント
-
このままじゃだめだ。何かやらねば!!
「戦略」は戦争用語です。部分的に負けてもいいから、最終的に勝利する」という意味の戦争用語であることを始めに理解することが必要です。肉を切らせて骨を切るのです。将棋でいうと桂馬や銀を犠牲にして飛車が敵陣に成りこみ強力な龍となって玉を詰ますのです。短期的視野よりも長期的視野を必要とします。
―― 御指摘の「全社戦略」、「事業戦略」、「機能別戦略」は、戦略の範囲を決めた戦略です。そして戦略の形には、成長戦略、多角化戦略、事業転換戦略などがあります。全社戦略においては、ある事業を切り捨てる策もあるでしょう。その際は、該当する事業は縮小戦略となります。
戦略策定に対して様々なツールが提案されていまうすが、その中でも米国ボストンコンサルティンググループによるポートフォリオマトリクスが有名です。
―― 私が「事業転換戦略」のサッポートを行う場合のひとつの例を示します。
まず外部環境分析を行って将来環境の予測を行います。同時に一方企業内部分析を行って自社の評価を行います。この過程はSWOT分析ということがあります。そして続きます。――
「危機感」⇒「動機付け」⇒「内部分析」⇒「外部分析」⇒「要件」⇒「絞込み」⇒「企画」⇒「計画」⇒「解決」⇒「意思決定」のプロセスです。
―― 平たく言うと。
「このままではだめだ」⇒「何かやらねば」⇒「わが社の強みと弱みは?」⇒「現状維持(無策)の行き先は?」⇒「わが社に何ができるか?」⇒「これは面白そう」⇒「そのイメージはこうだ」⇒「こうすればやれそうだ」⇒「ここがネックだ」⇒「よしやろう」です。もちろん決断するのは企業です。
―― これは、私が三菱化学の企業内エンジニアから今の独立エンジニアへ転進した際のプロセスそのものでした。事業転換戦略を自ら実施したものでした。この実績を踏まえて経営戦略サッポートをしています。
(現在のポイント:-pt)
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