対象:心の病気・カウンセリング
自分は発達障害の特性で、何かこだわり等がある場合、それに対してかなり強い強迫観念があります(強迫性障害と言われた事はないです)。
そして、この強迫観念は、体調やメンタルの状態で波がある感じがあるのですが、、、どうなのでしょうか?
namikenさん
(
広島県 / 男性 / 32歳 )
回答:2件
強迫観念とうまくつきあおう!
ある受け入れがたい考えや行為がやめたいのにやめられなかったり、考えたくないのに何度も考えてしまう、そのコントロールのなさに自分自身がふりまわされ、どうにかならないものかと苦しんでしまう、とてもつらいですね!
一般にこうした強迫的な症状は強迫観念と強迫行為の2種類ありますが、どちらも本人にとってはどうしようもなく、どうにかしようとすればすれほど追いつめられた感じになってしまいます。
強迫観念や強迫行為の底にあるのは、なんともいえない不安感です。
もちろんこうした強迫観念は、当然その時の体調やメンタルの状態で多少波があると思われます。
ただNamikenさまはそれを自覚され、モニタリングされ、体調やメンタルで左右される自分を観察されている。それにどっぷり呑み込まれていないので、それに対して自分なりに工夫をしていくというのもいいかと思われます。例えば、強迫観念にとらわれたと感じたならば、「ストップ!」と心のなかでいってみるとか。
その強迫観念とうまくつきあっていく方法を自分なりに工夫していくのもよいかと思います。
回答専門家

- 春野 みどり
- (臨床心理士、公認心理師、アートセラピスト)
- メンタルケア La vie 代表
人生経験豊富な ”こころのサポーター”
心療内科、精神科クリニックを経て、公立中高、私立中高、通信制、看護学校のスクールカウンセラーを長年していますので、思春期のお子さんの問題、保護者のお悩み、また女性としての生き方、キャリア形成、性格の問題などに誠心誠意対応させていただきます。
心の3つの窓
こんにちは、ASDと診断されていると思いますが、強迫性障害(OCD)も共通な点ではこだわりと言われています。OCDの基本は「不安や不快と言ったマイナスの感情が伴う」と言われています。その不安を消すために強迫行為が繰り返されることになりますので、そこを判断基準してみると分かるかもしれません。強迫性障害の方が体調、メンタル面の影響が大きいと思われます。その払拭のために強迫行為につながることになります。
「強迫観念は、体調やメンタルの状態で波がある感じがあるのですが、、、どうなのでしょうか?」この答えは、体調やメンタルの状態の影響を受けると考えるのが自然ではないでしょうか。
体調や気分の変動によってもしかして、とこだわるのはASDに係わらず誰にでもあるように感じます。それに強くこだわるか、あるいは行為にこだわるかで違いが現れるのだと思われます。強迫性障害といわれたことはないとのことですので、自分の中に生まれる“こだわり”があるのだと思われます。
人の心の内訳は、何か変化、出来事によって、それを通じて3つのフィルターで動いていきます。それが、感情-認知-行動ということになります。どう感じてどう受け止めてどう動いたかということになります。おそらくクリニック等でカウンセリングを受けているかと思いますが、体調の変化、メンタルの変化の時に、どんな感情が生まれて、どのように認知(こだわり)したかをノートに整理しておくと良いかもしれません。その認知、こだわりの変換をするとしたらどう変換することが自分が楽になるか、そうした視点で見てみると案外に楽に生きられるかもしれません。こだわりはあって良し、それも個性であることは間違いありません。ただ、その幅を広げてみるという発想してみると良いのかもしれません。余計なことまで書いてしまったかもしれませんが何かの参考にしてみてください。
回答専門家

- 佐藤寛朗
- (心理カウンセラー)
- ミック研究所 理事長
カウンセリングは自分探しの共同作業
カウンセリングを始めて20年以上、カウンセリングの基本的なスタンスは相手に応じて方法論は変えていますが、カウンセリングの妙は一期一会の縁と出会い、そこに不思議な意味を感じています。
(現在のポイント:-pt)
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