対象:住宅賃貸
4月から大学生になる甥が1月からずっと物件を探し回り、ようやく見つけた気に入った物件の入居審査に先日落ちてしまいました。家賃支払いに関する収入面も問題はなく、契約者や保証人も日本在住の親族にしました。不動産側も収入面も問題はなく、契約者も日本に税金を収めているため審査に落ちることはあまりないだろうと伝えられたんですが…。落ちた理由は、親が外国人で日本ではなく海外で働いているからかもしれないと言われました。甥も未成年のため契約者になれず…。私の父母に頼むにしても高齢のため契約者になれず、私自身も海外に在住のため、保証人や契約者になってあげられることもできず困っています。兄も入居審査に落ちないだろうと考え、家具や電化製品も部屋に合わせて購入しようとしていた所でした。今から物件を探すにしても殆どの物件に空きがなく、入居できたとしても5月中旬やそれ以降と遅く…。
親が外国人だからという理由で審査に落ちてしまうのなら、他の物件でも同じなのでしょうか?もしそうなら、甥のようなケースが賃貸物件を借りるにはどうしたら良いのでしょうか?(甥の国籍は日本で、日本語が母国語です)
haruk@さん ( 東京都 / 女性 / 23歳 )
回答:1件
外国籍の方の審査について
haruk様
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、外国籍や外国人ということで審査内容が
厳しくなることは、良いことではありませんが、現実として未だにある
と聞きます。
法務省による調査でも、過去5年間賃貸住宅を探す方を対象としたもので、
約39%が外国人ということで入居できなかったと報告されたようです。
しかし全てではありません。半数は国籍を理由とした住居拒否はないという
結果にもなっております。
本人・保証人ともに、仕事や収入の安定性があれば、比較的断れることは
少ないと思いますが、ご親戚の方が気に入った物件の大家が国籍などを
極端に気にしたり、過去に外国籍の方が賃料未払い等をされて苦労した等の
事情も絡んでいるのではないでしょうか。
特に物件探しの時期が1月~4月あたりですと、他にも部屋探しを始めた
新社会人や学生などが多く、大家側にとっては強気になれる時期とも言えます。
ひと通り繁忙期を過ぎ、今後は1~4月よりも借り手を見付けることが
難しい時期にもなってきます。
また、新型コロナへの感染を危惧したり、内定が取り消されるケースもあり、
都内での新住居をキャンセルするといった影響もあると聞きます。
大家さん側の意向にもよるところはあるでしょうが、そういった時期的な
要因だけでみても、今後、入居審査が通る可能性は十分にあるかと思います。
お探しの当人にとってはストレスの多い物件探しかと思いますが、
国籍だけでどこにも住めないということはあり得ません。
具体的な内容ではないかもしれませんが、少しでも前向きになれる
アドバイスとなれば幸いです。
以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也
評価・お礼
haruk@さん
2020/04/20 12:48回答ありがとうございました!
甥両親にも伝えたところ、もう少し探してみるとのことでした。
回答専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
(現在のポイント:-pt)
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