保護犬(柴犬4歳)が散歩を怖がり行動範囲は自宅前だけ
2020/03/27 23:239か月前に迎えた柴犬4歳、元保護犬です。崩壊したブリーダーから保護されたと聞いています。極度の怖がりで、初めの頃は少しの音(ドアの開閉、咳、スーパーの袋のカサカサ等すべての音)にも敏感に反応し、ひたすら壁に寄りかかって座っているような犬でした。それでも最初の数日は、徒歩10分くらいの所まで散歩へ行けていました。ところが、数日だった頃から、玄関を出て4~5メートルもすれば後ろ向きに引っ張って玄関に逃げ帰ってしまうようになり、今でも自宅前を玄関を拠点にグルグル何周も回るだけです。数メートルは私の横や後を歩きますが、少しするとすーつと横から私を走って追い越し、そのままぐる〜っと円を描いて引き返してしまいます。円を描く途中に軽く引けば、一応止まりますが、また円を描いて引き返してしまいます。なんとかして散歩らしい散歩をしたいのですが、どうすれば良いでしょうか。
補足
2020/03/28 22:30アドバイスありがとうございます。
「抱っこして連れ出し帰りは歩かせる」ということも何度かしてみましたが、知らない所へ連れて行かれた恐怖からか、抱っこしている間も暴れ、降ろせばすぐに家に向かって一目散に走り出す始末です。それでも、少し遠くまで連れ出した方が良いでしょうか。
それとも、現状のまま、家の前で歩く練習をした方が良いでしょうか。(家の中ではリードをつけても踏ん張って歩きません。おやつは興味無しです)
コテツ2号さん
(
兵庫県 / 女性 / 53歳 )
回答:1件
RE:保護犬(柴犬4歳)が散歩を怖がり行動範囲は自宅前だけ
ペット行動コンサルタントSENDAの獣医師の千田です。私は動物行動専門とする獣医師で、千葉市動物保護指導センターで収容犬の評価や指導を行っています。
散歩をしたことがなく、社会化が行われてこない犬の場合、散歩嫌いになることがよくあります。それを無理やり散歩に連れ出すと余計に散歩嫌いになってしまうことがあります。
抱っこができるのであれば、抱っこして連れ出して、帰りだけ歩かせてかえるようにしてください。
抱っこができない場合は、まずは家の中でリードをつけて歩く練習をしっかりしてから外に連れ出すようにしてください。注意は散歩をするときは飼い主さんがリードを引っ張ったりせずに、しっかりとリードを持って犬の行きたいところに行くのは止めて、でも飼い主さんが引っ張らないようにリードを持っていることが大切です。言うのは簡単ですが、なかなか難しいです。
千葉市に収容される犬たちの多くはそういう犬たちですが、時間をかけて散歩に連れ出すとみんな散歩が大好きになります。飼い主さんで難しい場合は、専門家に指導を受けた方が良いと思います。千葉市動物保護指導センターでは、素人のボランティアさんたちが怖がりの犬たちを散歩に出してくれますが、素人の方でも指導をすると上手に散歩ができるようになります。
諦めずに頑張ってください。
回答専門家

- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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