子犬の噛みつき、躾について
2016/01/04 17:09現在、生後2か月半のミックス(フレンチブルドッグとトイプードル)。12月中旬から飼い始めました。
手や足に噛んでくる、飛びついて噛もうとするのがひどくて、もう対処の仕方がわかりません。
今までやってみた対処法は
A 口を下あごから押え、もう片方の手で後ろ首のあたりを持ち、手前に引きよせるようにし、目をにらみながら低い声でイケナイなどと禁止の言葉をかける。
B その場から立ち去り1分くらいしたら戻る。
C 後ろ首のあたりを持ち、もう片方の手でお腹をなでながら横に倒す。
AとCはもっと噛みついてきて、すごく攻撃的になります。
また、目が合うと飛びついて噛んでくる時があるのですが、それはAをした(3-4日くらいですが)せいでしょうか。
Bは良かったように思いますが、立ち去っている間に粗相をするときがあります。
なにもわからないのか、私をリ-ダ-としてみてないのか、どのようにしたらよいのでしょうか。
精神的にまいってしまっています。ご回答どうぞよろしくお願いいたします。
さちこふさん ( 神奈川県 / 女性 / 46歳 )
回答:1件
RE: 子犬の嚙みつき、躾にについて
ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。
フレンチブルドッグとトイプードルのミックスちゃんでどんな感じでしょうね。フレンチブルドッグの子犬は飛びついて噛み付く性質が出るときがありますので、そちらの気質を強く引き継いているのかもしれませんね。
飼い始めて最初は子犬の方には、「この人が飼い主である」とか、そういう認識はないと思った方が良いでしょう。どちらかというと、「居心地の良いところから略奪されてきて、囚われの身になってしまった」というように感じているのかもしれません。A・Cの方法は子犬にするべきしつけの方法とは言えないでしょう。私の方では、飼い始めて3ヶ月は子犬を叱ったり、痛みや不安や恐怖を与えたりしない方が良いでしょう、と指導しています。
最初は問題が起きないように環境を設定してあげることが大切です。飛びつけないようにサークルの中で飼い始め、興奮しないようになってから部屋に出すとかです。
Bはオススメの方法ですが、まだトイレトレーニングができていないようですね。
色々な問題が重なっているように思いますので、この書き込みだけで問題を解決するのは難しいように思います。子犬のしつけの得意なインストラクターさんに直接指導を受けるのが最も簡単で、すぐに治る方法だと思います。犬のトレーニングはタイミングとやり方が大切です。2分の1秒の違いでトレーニングの良し悪しが決まってくるものです。
子犬のしつけをするときには、子犬の週齢に合わせたトレーニングが必要になってきますので、動物行動学を学んだトレーナーやインストラクターさんに学ぶ必要があります。また、トレーナーができても、飼主さんができない方法もあります。子犬の週齢が1週間違えば、それだけしつけの仕方も変えなければなりません。文章でなく、ワンちゃんと飼主さんを見て最も適した指導法を選んでくれる方を探してみてください。
私のところでも、子犬のしつけの指導はしていますが、1時間のレッスンを少なくても5回受けてもらうことを基本としています。それは1週間経てば、また別の問題が出てくるからです。子犬の時のしつけをきちんとしておくと、後の10数年の生活を楽しむことができますが、間違ったしつけをしてしまうと、犬との生活が苦痛でしかなくなります。きちんとした動物行動学の資格を持った仕事をしている方が見つかると良いですね。
評価・お礼
さちこふさん
2016/01/05 11:43ご回答ありがとうございました。
まだ認識していないというのはある意味安心しました。
3ヶ月は痛み、不安、恐怖を与えないんですね。
サークルの中にトイレ用サークルとクレートを置いてますがもっとサークルを狭くした方がいいのか…
ブリーダーさんからは噛むのはダメだからアメとムチで毅然とした態度で躾るように、そして愛情を持っておおらかに接して下さいと言われました。
褒めて育てる、褒めるだけはだめ、ずっとケージはダメ、と書籍、ネット、そしてブリーダーさんからのアドバイスとどちらを選ぶべきかわからないです。
アドバイス頂いたように、ちょうどトレーナーさんをさがしましたので、そちらでやってみます。
千田 純子
2016/01/05 13:07早速のご評価ありがとうございます。
サークルの大きさなども実際見てみないとわからないので、直接指導してもらえるトレーナーさんが見つかってよかったですね。
ブリーダーさんは生まれた時から育てているので、絆ができていますので、ムチを使っても構いませんが、一緒に生活をし始めたばかりで、まだ信頼関係もできていない飼い主さんが使っても良い方法ではないでしょう。最初3ヶ月はアメだけで十分しつけはできるはずです。
色々なしつけの仕方がネットや本に書かれていて、飼い主さんが悩まれるところだと思います。犬育ては子育てと同じで100%成功する方法というのはありません。色々な方法を試してみて、自分に合う、そのワンちゃんに合う方法を探すことが犬と暮らすということだと思います。
私自身も多くのトレーナーさんや訓練士さんについて勉強をしてきて、自分に合う方法を探し出しました。今はその方法を教える仕事をしていますが、私の方法が合わない飼い主さんがいらっしゃることも事実です。ワンちゃんに適していても飼い主さんができない場合もありますし、飼い主さんの生活や好みに合わない場合もあります。さちこふさんとワンちゃんが両方納得する方法が見つかることをお祈りしています。
回答専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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