対象:ペットの医療・健康
犬の血液検査にてクレアチニンという数値が今年3月時には1.0で8月時には(参考正常値が0.4~1.4となっている)1.5と参考正常値の上限1.4を超えていました。(尚、尿素窒素は3月時には21.7で8月時には24.4でした)
掛かりつけの医師が言うには年齢から考えれば(今年5歳になったばかり)この位の数値はみたいな感じで言われたそうです(病院に連れて行っているのは私ではなく私の父なので)
その父は医者の先生が年齢から見てこの位の数値は問題無いと言っているのを信じていて余り気にも留めていないようですが、私としては、この数値のまま放置しておいて将来腎臓が今以上悪化しないか心配です。
この数値か悪い状態なのか悪くない状態なのかは私は素人なので判断出来ませんが、もし悪い数値だとした場合、ドッグフード100g中に含まれている粗蛋白質量等は何%程度の物を選べば良いのでしょうか?
又、この数値は、どのような状態なのでしょうか?
ジュリエッタさん ( 愛知県 / 男性 / 46歳 )
回答:1件
血液検査のクレアチニンについて
ペット行動コンサルタントSENDAの獣医師の千田です。
血液検査をして、正常値から外れていると心配になります。
クレアチニンの値が2,0異常になると腎機能の低下が疑われますが、1,5であれば生理的変動のうちに入ると思われます。しかし、徐々に高くなってきているのかもしれないという心配があるのであれば、2ヶ月後ぐらいにもう一度血液検査をしてみてはいかがでしょうか?
腎臓の病気が心配であれば、確かに過剰なタンパク質を摂らないようにすることが大切です。しかし、タンパク質を制限しすぎると筋肉が細くなり、免疫力などが低下してしまいます。タンパク質の量を制限して、必要なタンパク質を適切な量摂取することが大切です。
では、必要なタンパク質というのは、どういうタンパク質かというと、粗タンパク質量ではなく、必須アミノ酸がバランスよく入っている、つまり色々な食材がランスよく入っているドッグフードを与えて、太らないようにすることが大切です。
飼い主さんの中には、良いフードを与えてはいるのですが、与えすぎて、結局肥満で肝臓や腎臓に負担をかけてしまっているケースがよくあります。ドッグフードの中の粗タンパク質量を注意するよりも、色々なドッグフードを適切な量を与えて、肥満にならないように体重を管理することが大切になってきます。
大切なワンちゃんが健康に暮らせるように、体重管理をしっかりして、腎臓に対する負担を減らしてあげるとクレアチニン量も減ってくると思います。
回答専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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