対象:住宅設計・構造
先日上棟し、工事が着々と進んでいます。
今回は窓についての質問です。
我が家の窓の大部分は縦すべり窓になっているのですが、私達はサーモス2の縦すべり窓06009を使用しています。
これは工務店側から一般的なサイズと言われて決定したものなのですが、実際届いてみると、かなり大きく感じました。
そこの工務店では、普段YKKの上げ下げまどの60×90の窓を使うことが多いようです。
サーモス2にし、サッシが薄いから大きく感じるのでしょうか?
また60×90とは本当に一般的なサイズなのでしょうか?
サッシの値段もかなり上がってしまっているので、もっと小さくてよかったし、そうすることで費用も抑えれたのでは?と思ってしまいます。
arinkさん ( 東京都 / 女性 / 28歳 )
回答:3件
窓のサイズと費用について。
はじめまして。東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
600×900の縦すべり出し窓をかなり大きく感じられたことからのご質問ですが、費用が抑えられたのでは?という思いが大きなウェイトを占めていらっしゃるように感じました。
窓数や開閉方式の変更に比べ、同じ開閉方式で既製サイズ内のサイズ変更は、費用への影響として小さめな傾向にあります。サーモス2の縦すべり出し窓の見積価格は、既製サイズで最大最小を除けば、大きさを変えても価格差は数千円台ではと思われます。一方、窓が小さくなった分、壁の仕上げ面積が増えますので、もし工務店に見積を頼んだら、特殊事情が無い限り、サイズ縮小で1ヶ所あたり差し引き5千円も違わないのではと推察されます。
この価格差をどう感じるかは人によってさまざまでしょう。上棟も済み工事が着々と進んでいる現在のarinkさまの場合、この減額イメージを念頭にもう一度600×900サイズの窓をご覧になったとき、諸々の疑念についてどうお感じになるでしょうか?
あえて話を絞って回答してみました。多少なりともご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 大沼 徹
- (東京都 / 建築家)
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
大きさとは人が感じる感性の差によります。
arink 様
「立て滑り窓」と「上げ下げ窓」の大きな違いはガラス面の掃除のし易さに差が出ます。
ご存知のように、
現在取り付けてある「立て滑り窓」の方が断然掃除がし易く楽かと思います。
「上げ下げ窓」は掃除はもとより開口部分の面積が「立て滑り窓」の半分にしか開口が取れず
風通しを考えても「上げ下げ窓」よりかなり有効活用が出来ると思いますので・・・
現在のモノを使用される事をお奨め致したいと思います。
回答専門家
- 稲垣 史朗
- (神奈川県 / 店舗インテリアデザイナー)
- パウダーイエロー 代表取締役 兼 チーフデザイナー
物販(アパレル系)と美容クリニックのデザインが得意。
店舗のデザインに特化したお悩みを相談してください。デザインから現場施工まで1000件以上の経験がございます。誰に、何を、どの様に、お店を開店したらよいのか?不安な点は全てご相談に承ります。
稲垣 史朗が提供する商品・サービス
どんなスタイルも好みの形でオーダー家具作成のご相談に乗ります
壁面収納等など自分だけのスタイルでお気に入りの家具を素材選びからご相談させて頂きます。
リフォームとは、ちょっとしたアイディアから生まれて来るものです。
伊藤 一郎
建築家
-
サッシは小さくしても価格はあまり下がりません。
arink 様
東京で設計事務所をしております、伊藤と申します。
60×90センチの窓というと、トイレや洗面室など小さな部屋に設置した場合は確かに結構大きく感じるかもしれませんが、リビングなど広い部屋ではそうでもないのではないでしょうか。
大きいか小さいかはバランスの問題ですし主観的なものなので、相応しいかどうかお答えするのは難しいところですが、あえて言えるとすると、考えられないほど大きすぎるということはない、といった所でしょう。
また大沼様も回答されている通り、これら縦すべり窓のサイズを小さくしたからといって費用が大きく節約になることもない(ワンサイズ下で定価で約5,000円違い)ですし、同じLIXIL製の場合、上げ下げ窓の方が価格は高いです。
以上、参考になれば幸いです。
(現在のポイント:-pt)
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