対象:リフォーム・増改築
回答:1件
中舎 重之
建築家
1
軽量鉄骨造の耐力壁とは
撤去したい壁が、建物にとっての間仕切り壁か、耐力壁かを確認して下さい。
仕上げの石膏ボードを剥がして壁の中に、
丸鋼のブレース(斜めにバツ印の形)が存在していれば、耐力壁です。
此の壁の撤去は、不可です。 此に替わる耐力壁を別に入れれば良いと考えますが、
その検討が出来る構造設計事務所を見付けるのは、かなり難しいと思います。
一般に構造設計事務所は、鉄筋コンクリート造を扱っており、
鉄骨造で、しかも軽量鉄骨造であれば、経験のないのが普通です。
壁の中に丸鋼のブレースがない場合は、間仕切り壁です。撤去は可能です。
柱も撤去する場合には、意匠設計事務所の建築士に依頼して、
軽量鉄骨梁の安全を確認して貰って下さい。
梁は、距離の二乗に比例しますので、判りやすいと思います。
梁の間が、0.9→1.8mならば、0.9x0.9=0.81→1.8x1.8=3.24
3.24/0.81=4.0倍の応力になります。
断面係数が現在のもので、良いのかどうかの確認です。
梁の間が、1.8→2.7mならば、1.8x1.8=3.24→2.7x2.7=7.29
7.29/3.24=2.25倍の力が掛かります。此の場合はタワミの検討も必要です。
リフォームと言うと工務店に依頼しがちですが、設計事務所に相談して下さい。
計算の話は、ダイワハウスに依頼するのもよいでしょう。
2015.3.28 中舎重之 Fax:046-263-9324
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A