対象:お金と資産の運用
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資産の運用方法についてご相談させてください
現在35歳で来月第一子の出産を予定しています
2〜3年後に2人目を希望しています
世帯年収は600万弱程度であまり浪費する家庭でもありません
昨年自宅を購入しローンを払っていますが、現時点(夫婦2人)では
毎月10万以上の貯金ができており、ボーナスもほぼ手つかずです
知り合いから低金利時代に銀行に預けているのはもったいないと
言われ、資産運用を検討したいなと思っているのですが
そもそも何から手を付ければ良いかも分からず、、、
何から行うか、またどんな運用を心がければ良いか、など
アドバイスいただけますでしょうか
yoshiwoさん ( 東京都 / 男性 / 35歳 )
回答:3件
長期国際分散投資という方法があります
yoshiwo様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
毎月10万以上の貯金ができているとのこと、拝見しました。
これからお子さんのための支出が増えて、そのペースを維持できなくなる可能性もありますが、無理のない月額を決めて、コツコツと積立投資をしていくのも良いと思います。
なお、住宅ローンがありますので、繰上げ返済をしないまま、金融資産運用をすると、いわゆるレバレッジ(てこ)が掛かった状態になり、よりリスクを高めることになります。
ただ、不動産投資などでなければ、通常は、レバレッジを使えないところ、住宅ローンを残すことで、金融資産運用でも、実質的にレバレッジを使えます。
最近は特に、ローン金利もかなり低めですし、お金を借りたまま、ローン金利を上回る運用を目指すことも、非現実的ではないと思います。
レバレッジの考え方、リスクを十分に理解した上で、それでも積極運用が必要と考える場合にご検討ください。
つぎに、どう運用するかですが、私は、投資信託を使った「長期国際分散投資」をおすすめしています。
日本だけでなく、国内外の株式、債券、不動産などに分散投資をして、長期で保有し続ける方法です。
ねらいは、長期の視点で、世界経済全体の成長性を享受することです。
主なリスク軽減策は、例えば、10~15年以上のように運用可能期間を長期でとることです。
世界中の資産に分散させたとしても、短期的には、下落方向に向かう確率も高いですが、仮に、世界経済全体が、平均的にはプラスに向かうとするなら、時間を味方につけるほど、その平均に近づく確率は高くなります。
この現象は、統計学的には、「平均への回帰」といいます。
例えば、サイコロを振って、1の目を出したいときに、1回しか振るチャンスがなければ、難しいが、無限回振るチャンスがあれば、6分の1の確率に収まっていく、という現象も「平均への回帰」です。
なお、「長期国際分散投資」の実績は、リーマンショックの前から始めた方でも、現時点では、プラス。
リーマンショックの直後から始めた方は、現時点で、年5%超で複利運用したのと同じ成果を実現できているなどです。
ご参考にしてください。
評価・お礼
yoshiwoさん
2014/08/25 19:06森本様
ご返信ありがとうございます!
長期国際分散投資ですか、、、投資初心者には難しそうな名前ですね(苦笑
少しだけ調べてみましたが、国、投資する対象など、幅広い組み合わせがあり
迷ってしまいますね
これは、選択の方法について色々調べる必要がありそうですね
もしよろしければ、どういう基準で何から調べるかもご教示いただけると幸いです
(取扱いの投資アドバイザーの選び方とかでも構いません)
よろしくお願いします
森本 直人
2014/08/26 16:47yoshiwo様、評価・コメントありがとうございます。
今回のご相談は、特に、将来必要となる生活資金の運用ですので、賭け事にしない、を心掛けてみてください。
もし取り組まれる場合は、理論的に、元本を損なう確率の低い方法を採ることをおすすめします。
その方法のひとつが、長期国際分散投資であったりします。
難しく聞こえるかもしれませんが、実行することは、例えば、新興国株のインデックスファンドを買うことだけ、だったりします。
しかし、ただ買えば良い、というものではないのが、難しいところです。
国、投資する対象の組み合わせ、投資タイミングなどによって、もちろん、運用に差は出ます。
個人的には、長期国際分散投資までは、もっと当たり前の話になって、その先のレベルで、ファイナンシャルプランナーが、運用の腕を競い合う、といった時代が来ないかな・・・と思い描いています。
なおもし、投資アドバイザーを選ぶ場合は、法令順守の意識の高い方を選ぶのは当然のこととして、金融機関とは、雇用関係のない、独立系の方を選ぶのが良いと思います。
雇用関係があると、営業ノルマがのしかかってきて、アドバイスに無理が生じることもあります。
投資アドバイザーと相談しない場合は、最低でも、ライフプランを立て、運用期間を十分に取れる資金を充てることをおすすめします。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
資産運用にあたって考えること。
yoshiwoさんへ
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの上津原と申します。
資産運用にチャレンジしたいものの、何から手をつけたらよいかというお気持ちお察しします。
資産運用にあたって考えることをいくつかお話しします。
1.お金の使いみちについて考えてみる
人生には三大資金といわれているものがあります。住宅資金、教育資金、老後資金です。
このうち住宅資金については、すでにマイホームをご購入されていますので、購入計画というよりは返済計画が大事になってきます。
あとは、教育資金、老後資金になります。
教育資金は子供さんがこれから産まれるということですので、運用期間としては18年以上あることになります。
老後資金ですが、年金の支給開始予定時期を見ても、(現在の法律で)あと30年あります。
あとは、長期的なことだけでなく、数年後のライフイベントをどうするかということを考えていきます。
2.現在の家計の状況と、今後どのように変化するかを考えてみる
現在は計画的にある程度の額の貯蓄ができているようです。節度ある生活をされていることがうかがえます。これから考えることについて、教育費を中心にお話しします。
子供さんが生まれると、食費や育児費などのお金が新たにかかってきます。近い話でいえば、保育園または幼稚園に何歳から行かせるかといったことも気にかかります。
小学校以降の進路をどうするかも貯蓄などに大きく影響しますので、資産運用にチャレンジされるのであれば早めに考えられるとよいでしょう。
あとは、貯蓄がいくらあるかも気にかけてください。
3.運用商品を決める
運用商品を決めるにあたっては、お金の使いみちを考慮に入れるとよいでしょう。
大きくふえるものは大きなリスクがあることも頭に入れておいてください。
数年後のお金の使いみちであれば、おのずと安全性を重視することになります。
10年以上あると、投資信託などの積極運用も選択肢に入ってきます。弊社のお客様には、元本割れをしてから回復するまでの期間として、外国債券で5年、株式で10年といった話をよくします。つまり、積極的にふやすには長い時間があった方がよいといことです。
初めての方であれば特に、時間をかけてリスクのある運用商品に回すお金をふやすことを心がけてください。大きくふやすことよりも、運用を長く続けることが大事と思われます。
長い人生です。これからの将来をどうするかも含め、資産運用をじっくりと考えられてはいかがでしょうか。
評価・お礼
yoshiwoさん
2014/08/25 19:14上津原様
ご返信ありがとうございます
>1.お金の使いみちについて考えてみる
>2.現在の家計の状況と、今後どのように変化するかを考えてみる
>3.運用商品を決める
と、順序立てて説明いただきありがとうございます
1.2.については、自分の力で何とかなりそうな気がしてまいりました
早速考えてまいりたいと思います
3.については、長期で考える場合にはリスクを取ってでもじっくり腰を据えて
行った方がいいのですね
別な専門家の方からもご教示いただいた、長期的に新興国に分散投資が良い・・・のかもしれませんね
ありがとうございます!
参考にさせていただきたいと思います
回答専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
リスクなしでリターンがある繰り上げ返済をお勧めします。
yoshiwo 様
初めまして、オフィスマイエフ・ピーの吉野充巨です。
ご質問にお答えします。
資産運用の考え方として、負債がある間はriskのある商品に手を出さないことがリターン/リスクの関係から有利とされています。
まずは、繰り上げ返済に回されるようお勧めします。
繰り上げ返済は、リスクなしで利子相当分の収益が稼げる有利な投資対象です。
生活費の一年分+今後予定している高額商品の金額を残して、繰り上げに回すことをお勧めします。
以上資産運用の原則をお伝えします。
評価・お礼
yoshiwoさん
2014/08/25 17:31吉野様
ご案内ありがとうございます!
なるほど、負債がある段階でリスク商品に手を出すのは危険なんですね
ただ、現状住宅ローン控除(ローン残高により、年間・・・20万でしたっけ)が適用されて
いるため、最低10年間は必要以上の繰り上げはせず、低リスク資産で運用した方が
良いようにも思えたのですが、上記考え方はやはり危険でしょうか
なお、ローン残高はそこまで大きくなく(私的には多いですが・・・)
年間の戻ってくる金額も20万弱程度となっております(19万何千円くらいだったかと)
吉野 充巨
2014/08/26 12:38yoshiwo 様
オフィスマイエフピーの吉野です。
ご評価を賜り、ありがとうございます。
私の説明不足で申し訳ございません。
資産運用・投資対象として繰り上げ返済が最も有利な投資対象として回答しております。
現況、元本の毀損が無い運用先は、定期預金、円のMMFと個人向け国債が主なものです。
その外のものは、どの様な手法を取られても、リスク(不確実性、変動性)があり、元本割れが発生します。それらと比較して、リスクが無く、確実に利子分が稼げる対象は、借入金の返済です。
投資と観点から、皆様は借金をしてまで、投資をなさることはほとんど無いと認識しています。住宅ローンも借金です。住宅購入は不動産投資に該当します。
また、日本の場合、住宅投資は投資額が資産として積み上がらない、マイナス・リターンの投資なのです。国土交通省「中古住宅の流通促進・活用に関する研究会参考資料」を見れば一目で分かります(WEBで検索できます)。
yoshiwo様はすでにそれだけのリスクを負っていらっしゃいます。
ある面、住宅投資ローンを組むという行為が、レバレッジを掛けた投資なのです。
また、別なリスクも抱えていらっしゃいます。ローン返済期間中に発生するリスク、収入の減少・増加、支出の増加・減少、生命に関するリスク、そして、自然災害等による元本(住宅)の毀損があります。万が一転居される場合には、売値が元本+残存住宅ローンを上回ることは稀です。
ご自宅が戸建て住宅の場合、25年経つと売却時には建物は価値ゼロと評価され、土地の価値だけで売買されます。一方貸家にする場合、現在でも空き家が820万戸有りますから、家賃収入も投下資本に対して十分なリターンが得られません。
住宅はインフレに強いと言われますが、それは名目インフレ率で、実質価値は低下します。また、インフレ時の支出増に収入が付いていけば宜しいのですが、過去とは違い今後の収入増は難しいのではないかと考えています。
唯一、名目インフレ率が高くなりますと、借入金額は相対的に軽くなります。その他にyoshiwo様がローンを変動金利で組まれている場合には、金利変動リスクも負っていらっしゃいます。
このようなことを記載して回答すべきでした。お詫び申し上げます。
(現在のポイント:-pt)
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