対象:ペットの医療・健康
♂猫8歳。エイズ感染猫の事なんですが最初は首を傾げてたんですが2日くらい経過してバランス感覚がおかしく嘔吐したりふらついて歩くので診察したら血液検査は正常で脳から来る脳障害かも知れないと言われ抗生物質と吐き止めを出されたんですが良くならずますます悪くなり今は寝たきりで意識も殆ど無い状態になってます。ご飯も食べません。1週間ですごく進行早く悪くなりました。最初に連れて行った時に、その時は意識もはっきり有りふらつきながらでも歩いてたんでステロイド出して貰ってたらこんな状態にはならなくて済んだんでしょうか?ネットで見るとこうゆう状態の時はステロイド内服と書いてたんで、やはり飲んでたらこんな悪くならなかったですか?それとエイズ感染猫なんで内臓の腫瘍から脳に転移とかじゃなく内臓には問題無くてもいきなり脳に腫瘍出来たりとかもあるんでしょうか?どんな病気が考えられますか?主治医からは半笑いで「人間でもこんな人危ないじゃないですか。今日にでも亡くなるかも知れない」と言われてます。
雨大好きさん
(
大阪府 / 女性 / 26歳 )
回答:1件

Re:猫の脳障害
質問者様のお話にあるような、斜頚(首を傾ける)、嘔吐、ふらつきといった症状は「前庭」という領域の異常によって生じていると考えられます。前庭は内耳~脳幹に位置する器官であり平衡感覚を維持しています。この前庭機能の異常のことを総じて「前庭疾患」と呼んでいます。前庭疾患の原因は大まかに2つに分けられます。脳幹および小脳に異常が生じる場合(脳腫瘍や脳炎など)と前庭器および前庭神経に異常が生じる場合(中耳炎、内耳炎や中耳、内耳の腫瘍など)です。もちろん、脳に単独で腫瘍が発生するケースもあります。確定診断のためには頭部MRIによる検査が必要です。
ご質問にあるような、ステロイド投与の是非はその原因によって異なります。例えば一部の脳炎などの疾患に対してステロイドは単独で有効なことがありますが、感染性の中耳炎などであればステロイドは悪化因子になる可能性があります。本来はMRI検査により確定診断を下した後に治療方針を立てるのが理想的です。ですが、通常動物のMRI検査には麻酔が必要であり、全身状態が悪い患者は麻酔による危険性が大きいため、暫定的にステロイドが使用されているケースが多々あるのが実際のところです。
質問文によると症状は急性に悪化していますので、早急に対策を構じる必要があると思われます。前述した通り、MRI検査を行い確定診断をつけるのが理想ですが、全身状態が悪ければステロイドの投与も1つの方法だと思います。かかりつけの先生と治療方針についてよく相談されることをお勧めします。
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