運用指図者でなくなった場合はどうなるのでしょうか？

ｼｭｰｸﾘｰﾑ様

確定拠出年金の運用指図者の件でお困りとのこと。

制度が出来て10年少し経ちますが、まだまだ馴染みがないですよね。

現在運用指図者との事ですから、毎月運営管理手数料が差し引かれていきますね。
ご心配なされないで欲しいのは、仮にこのまま放置しておいて残高がゼロに
なった場合は、口座が閉鎖されます。

ですので、別途徴収されることはありません。
まず手数料が安価な運営管理機関に変更することをお勧めします。

63円で運用指図者を維持できる所もあります。
（資産残高50万以下の場合+315円）


以前の会社で積立ていたものは企業型の確定拠出年金なのですが
その資産を放置しておいても国に取られることはありません。

半年以上放置しますと、国民年金基金連合会に自動移管されますが
あくまでそのお金はｼｭｰｸﾘｰﾑ様の資産として分別管理されます。


確定拠出年金の良い所は積み立てた年金資産は完全に自分のものですので
年金の運用が悪くなったり、高齢者が増えても支給年齢が65歳になるとか
支給額が減るということはありません。

ただ、積立は自己責任で運用し増やさなければなりません。
毎月掛かる運営管理手数料ですが、安い所であれば月163円などで行えます。


また、脱退を希望の場合ですが平成26年1月1日より
脱退のハードルが低くなります。

通算拠出期間が3年以下、資産が25万以下などの場合脱退することができるようになります。


ただ、確定拠出年金の良いところも沢山あり
今現在の個人型確定拠出年金は可能であれば継続して欲しいです。

仮に毎月1万円を拠出した場合、年12万円になりますがその掛金は
所得控除になります。

仮に所得税率が5％としますと6,000円の節税、また住民税からは10％削減出来ますから
12,000円の合計18,000円の節税になります。

管理手数料を考慮しても、プラスになります。

公的な年金があてにならない今、自助努力で確定拠出年金を利用するという
方法は検討する価値がありますよ。

下記、個人型のメリットを書いたノートがありますのでご参考までに。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n604