対象:不動産売買
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このたび、新築マンションの購入(約3000万円)を検討しています。
家を持つタイミングはあと5年先くらいと考えていたのですが、我が家にとってとてもいい条件揃いのマンションが建つので悩んでいます。(土地柄マンションが建つことが珍しいそうで、この先同じような条件のものができるかわからない)
買う買わないどちらにしてもメリットデメリットがどうしても生じてしまうので専門家の方の意見をお聞きしたいと思っています。
・現在結婚二年目、主人(32歳)私(30歳)子供一人(1歳)の三人家族で社宅住まい(家賃7000円)
・主人年収600万、私専業主婦、貯金は850万
下記各々のメリットデメリット
社宅に留まる
メリット ・貯蓄ができる
・ローンなどないので気楽
デメリット ・学区の評判がよくない(就学前までには学区を変えるため引っ越すことはきめています)
・スーパーや銀行、コンビニすべて車でないと不可
今マンションに引っ越し
メリット ・会社が徒歩圏内なので車が一台でよくなる
・町の中心地になり便が良くなる
・希望の学区
デメリット ・ローンの発生
・貯蓄が今まで通りにはできなくなる
・総合職なので異動もあり得る
このような感じです。
これらを踏まえてマンションの購入はどうでしょうか?
長文によりわかりづらくて申し訳ありませんが、どうぞアドバイスをいただけたらと思います。
eguさん ( 山口県 / 女性 / 30歳 )
回答:2件
マンション購入のメリット・デメリットについて
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
社宅、マンション購入後の生活、其々のメリット・デメリットを
ご自身でしっかり確認し、購入検討に臨むスタンスはとても
素晴らしいと思います。
おそらく、ライフイベント(出産・育児、教育、住宅取得)に収支状況や、
貯蓄額の推移を加味したキャッシュフロー表を作成・比較検討すれば、
更にegu様の人生設計、資金計画、価値観に合った購入判断ができると思います。
その計画表作成、購入判断の参考にして頂ければと思う点だけ、
いくつかアドバイスさせて頂きます。
まず、egu様が危惧している点に、住宅ローンに対するプレッシャーと、
貯蓄状況の変化があると感じます。
住宅ローンに関しては、人によって考え方の違いはあると思いますが、
『賃貸や社宅で住宅ローンが無い=いつまで支払っても自身の所有にならない出費』と
考えて、住宅購入の検討を始める方が多くいます。
住宅ローンでも家賃でも、支払えなければ住まいの確保はできませんが、
住宅ローンは完済すればなくなるとの考えです。
※地域によって金額は違いますが、賃貸や社宅時はない固定資産税などは発生します。
退職や老後をむかえる時期に、賃貸での生活は家賃支払いが大変であったり、
保証人がいないと部屋を借りる事もできない状況、また購入にしても、
年齢、収入、自己資金、借り入れ状況、病気などの状況によっては、
住宅ローンが組めないことが考えられます。
ご主人や会社に万一のことがあれば、現在のような社宅や賃貸での生活を
リスクと捉える方は多いようです。
貯蓄状況の変化については、社宅費とローン返済のみの比較だけでなく、
車1台が不要となる際の維持費の軽減額、住宅購入に伴う団信※1を考慮し、
万一の時の保険を遺族の生活費から家賃分軽減した商品への見直し、
不動産購入に関わる税金の控除など、マンション購入で軽減・控除を加味し、
また、逆に生じる費用や、お子様の就学前に希望学区へ引っ越しとありましたが、
そこでの家賃との差額など、全体的かつ将来的に判断されると良いかと思います。
※1. 団体信用生命保険は返済途中で死亡、高度障害になった場合に、本人に代わって生命保険会社が住宅ローン残高を支払うというものです。
補足
社宅生活は通常の賃貸物件や住宅ローンに比べて、費用負担が少なく貯蓄には効果的です。
しかし、短期的な目標(数年後の独立資金の貯蓄など)の為にはとても有効ですが、
長期的・将来的に検討した場合、必ずしも自身の望む生活にプラスであるとは
限りませんので、長期的な見解と判断はとても大切です。
ここまでは購入を促すスタンスのアドバイスとなっていますが、
むしろ、ご主人の職場異動については、購入でも社宅でも、
その異動は会社としてどのくらいの割合で起きていて、
どれくらいの時期にありそうかなど、
良く話し合っておくべき注意ポイントかと思います。
転勤を伴う異動があるのでしたら、
それはご主人1人で行くのか、家族全員で行くのか。
家族全員で行くなら、
マンションは賃貸に出して維持するのか、売却するのか。
売却や賃貸を考える場合、
その地域で同じような条件の物件が、どれだけ動いているか。
一駅単位、町丁名単位で相場が変わる場合もあるので、
他の(もっと広い又は小さめな物件、戸建て)は良く動いていても、
似た物件(マンション、同じ規模、駅からの距離、利便性など)ではニーズが少なく、
他と比べ塩漬けになっている状況ではないか。
また、周辺相場から売却や賃貸できる可能性が高い場合でも、
どれくらいの価格で取り引きされているか、住宅ローンの残債は何年後なら幾らなのか。
その差額によっては、egu様自己資金により資産維持が必要となる可能性もあり、
良く話し合ったライフプランと、照らし合わせながらの検討が必要です。
他にも、マンション管理の状況や販売会社、契約条件に問題はないか、
計画道路や区画整理等、将来的に土地収用にあったり、移転が必要となる可能性はないか、
昔の地目が墓地や火葬場であったり、水害などが頻繁にある地域ではないかなど、
不動産売買である以上、物件や取引そのものへの注意も、当然に必要となります。
ご質問内容にある情報のみに基づいた回答なので、どこまで的を得たアドバイスと
なっているか、疑懼するところではありますが、以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也
評価・お礼
eguさん
2013/01/19 17:19細かく、かつわかりやすアドバイスいただき大変感謝しております。
ただいまキャッシュフロー表作成中ですが、いろんなケースを踏まえたより細かい資料が作れそうです。
回答専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
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マンション購入について
eguさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、
渡辺です。
『これらを踏まえてマンションの購入はどうでしょうか?』につきまして、
住宅ローンを組んで住宅を購入するということは、
ある意味、今までとはライフプランもマネープランも大きく変化することになりますので、
住宅ローンを組んで住宅を購入するかどうかを判断する場合、
eguさんが記入しているようなメリットとデメリットを比較することも大切ですし、
さらに、住宅ローンを組んでeguさんが検討しているマンションを購入した場合に、
将来、予定しているライフイベントやライフイベント資金のことを考慮して、
どれくらい貯蓄をしていくことができるのかにつきまして、
予め予想しておくことをお勧めします。
住宅ローンを組むことで、将来のマネープランに大きく影響することになりますし、
特に、eguさんの場合、現在は社宅ということもあり、
住居費用にかかる負担がかなり軽減できていますので、
しっかりと検討する必要があります。
できればキャッシュフロー表を作成して、
・住宅ローンを組んでマンションを購入した場合と、
・現在のままの場合とを比較検討したうえで、
住宅ローンを組んでマンションを購入しても家計が成り立っていくのでしたら、
マンション購入につきましても、選択肢のひとつに加えていってもよろしいと考えます。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/
評価・お礼
eguさん
2013/01/17 13:52ご回答いただきありがとうございます。
さっそく主人と相談してキャッシュフロー表を作り、その結果よし!っとおもったら踏み切ろうと思います。
また機会があればご相談させてくだい。
渡辺 行雄
2013/01/17 14:32eguさんへ
お返事いただきありがとうございます。
また、多少なりともお役に立てて、何よりでした。
これからもマネーに関することで、
分からないことがありましたら、ご相談ください。
リアルビジョン 渡辺行雄
(現在のポイント:4pt)
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