対象:ペットの医療・健康
8歳の雌猫の左右の瞳孔の開きに差があり、ジャンプも上手くでなくなったため、病院に連れて行った所、右半身に軽い麻痺が出ているとの事。ステロイド投薬で様子を見ることになりました。
症状は回復せず、しばらくすると捻転頸斜の症状で、歩くのもふらつく状態になりました。
以前、副鼻腔炎を患い(今は症状はありません)、頭蓋の一部が薄くなってしまったので、膿が脳に飛んだのではと心配になり、MRIを撮りました。
結果は、脳幹部分の炎症。写真では腫瘍のような病変は見られなかったのですが、脳幹炎症部が光っていました。(場所的に細胞を取っての確定診断は行えず。)
とにかく脳幹部が炎症を起こしているということが明らかになりました。
内耳のあたりにモヤも見えたので、それが脳に悪さをしているのではないかと期待したのですが、主治医の所見では中枢系、脳自体の炎症であるとのこと。その理由は分かりません。少し強めのステロイドを点滴で2日ほど入れ、その後経口でステロイド投薬をしていますが、症状は少しずつ悪くなり、転ぶ回数が増え、ごはんが上手に食べられず、口も閉まらず涎が出てしまう。
とうとう2日前。急激に症状が悪化し、つい先ほどまでフラつきながらも歩いていたのに、突然、歩けなくなりました。
病院に連れていったものの、出来るのはステロイドと栄養点滴のみ。平衡感覚が失われてしまい、ゴハンも食べたがるものの、すぐそばのご飯を食べることすらできなくなってしまいました。延髄に症状が出ているとの事。先生は、投薬しかできる事はないといいます。
症状は悪くなって来ていて、でも、元気なんです。平衡感覚が失われているから、歩けないし、トイレもうまくできないし、ゴハンもきちんと食べられない。でも本人はご飯を食べたがり、排便もトイレでやろうとし、転びながら歩き回る。いたたまれないです。 辛そうに鳴いたりもします、どこか苦しいのでしょうか?
場所的に、手術は不可能と聞き、歯がゆいです。悪性腫瘍という訳でもなく、今はまだ体力だってあるのに。このまま点滴で栄養を入れても少しずつ弱っていってしまう。
やはり、手術は不可能ですか?或いはレーザー治療、放射線治療等、そういったアプローチは出来ないでしょうか?
主治医を信頼していますが、脳専門のお医者さんでもやはり他のアプローチは出来ないでしょうか?
補足
2012/11/05 11:15●●先生
やっぱり全身麻酔が必要なんですね。。。
ご丁寧にどうもありがとうございました。
やっぱり脳だけに、全身麻酔は怖いです・・が、猫の調子がよさそうなら、
先生に相談してみようと思います。
ありがとうございました。
juliaさん ( 千葉県 / 女性 / 38歳 )
回答:1件
Re:どんな治療がありますか?猫(8歳)脳幹に炎症が
julia様。脳内で起こっている変化が炎症であるならば仰るような手術、レーザー治療、放射線治療などは残念ながら治療法の選択肢には入りません。
MRIで炎症が見つかったのであれば、まずその原因について(例えば何らかの感染症が存在するのか否か?)追求していく必要があると思います。
MRIの撮影時に脳脊髄液というものは一緒に採取しましたか?これは脳や脊髄の中を循環している液体で、この液体を検査することにより脳脊髄内での変化をある程度推測することができます。まずはこの点について主治医の先生とよくお話をされてはいかがでしょうか?
また、ステロイドを使用して悪化するようであればもしかしたらなんらかの感染症による脳炎かもしれません。ウイルスや原虫をはじめ様々な感染症のチェックや試験的な抗菌薬などの使用も考慮する必要があります。
こういった原因追求には結構時間がかかってしまいます。
平衡感覚が失われているため飲水・採食が不自由な状況かと思います。病気と戦うためには栄養面でのサポートも必要です。自力での飲水・採食が困難なようであれば鼻あるいは食道からチューブを入れ、そこから流動食を給与するような方法を取る場合もあります。このような事も含め、今一度かかりつけの先生とよく相談されてみて下さい。
評価・お礼
juliaさん
2012/11/13 20:13●●先生
ご丁寧な回答どうもありがとうございました。
>MRIの撮影時に脳脊髄液というものは一緒に採取しましたか?
そんなのがあるんですか!いいえ・・・採りませんでした。
こちらに相談後、経口ではなく、注射に切り替えられ、
1度自力でご飯を食べられる程度に回復をしました。
しかし、症状は一進一退で、11/8、突然ご飯を食べなくなり、
初の痙攣発作が出て、病院に連れて行って一泊入院。
痙攣止めとステロイド点滴を行ったようです。
痙攣は治まったものの、一歩も動けない、立つことさえできない
危篤の状態に陥りました。
打つ手なしという事で11/9、家へ連れ帰ったものの、
ぐったりと動けないまま。翌11/10に、通院で注射を受けました。
ステロイドと抗生物質が入っているとのことです。
そして、注射を受けて1時間もしない内に
ふらつきながらも歩けるようになりました。
毎日注射を受けながらですが、嘘のような回復で、
ふらつきながらも歩き周り、
本猫も苦しげな様子もない小康状態で、
自力でご飯を食べるという状態が3日程続いています。
ちなみに、入院時に行った血液検査の結果では、
白血球値のみが異常に高く、腫瘍の疑いがあると
高い数値(TP?)は正常値でした。
原因を特定できれば、より効果的な薬の投与が
できるのかなと思うと、脳脊髄液というのの検査をしたいのですが、
やはり、脳に障害があるので、全身麻酔は怖いのです。
今より元気だった10月の時でも、普通より目覚めが遅かったと
言われました。
全身麻酔をせずに、脳脊髄液の検査をすることはできるのでしょうか?
julia様。残念ながら脳脊髄液は全身麻酔をかけないと採取できません。脊髄の周囲に針を刺して抜くので麻酔をかけない状態で採取すると脊髄を傷つけてしまう恐れがあります。
(現在のポイント:-pt)
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