対象:子供の教育・受験
回答:3件
「勉強」とは自分の脳を満足させること
「勉強」とは一体何でしょう?
日本の教育制度では、「勉強」とは試験でいい点を取るための手段でしかないと思います。 ですから、大人になっていざ「勉強」しようと思ってもどうしたらいいのか困ってしまうのかも知れません。
ただ言われたところを暗記して、それをそのまま脳から引き出して同じように書く。 そのような恐ろしく間違った教育環境で大人になってしまうと、一体何が「勉強」なのかわからなくなるのは当然だと思います。
さて、「勉強」。
英語の”study”に置き換えてみましょう。
“study”を定義すると(定義はたくさんありますが、一番適切なものを選ぶと):
application of the mental faculties to the acquisition of knowledge
知識を習得するために脳の機能を利用応用すること。
つまり「勉強」するということは、何でも自分の興味のあることについて(遺伝子でも、寿命でも、うつ病でも、人間の性格でも、原発でも、税についてでも、蛾の生態でも、筋肉でも、栄養でも、恋愛でも、もっともっと何でも)興味を持ち、自分でリサーチし(インターネットでも本でも)「ははぁなるほど。」と知識を吸収し理解し、脳に収納し、必要なときに引き出せるようにすることです。
脳が理解して、きっちり収納してくれたら、それが「勉強」の成果です。
「聞く」という脳の機能が得意なら、リサーチをする際に色々な人の意見を聞いたり、You Tubeで興味のあるテーマについてのレクチャーを探してみるとかしたら面白いですね。
補足
「勉強」に一番大切なことは、自分で自分の好奇心を満足させるために、自分の決めた方法で自分で知識を吸収することです。 「ここを覚えなさい。」「この問題をしなさい。」と塾や学校で言われるままに受身に覚えることではないですよ。
例えば英語の勉強をしたいと思った時にも、ただ単に既成の市販されている決まりきったフレーズの流れて来る音声を聞いても、脳はまったく機能しません。 自分の興味のある内容をいかに英語で表現するかを、自分で探したり、その内容をまず読んでみて、書いてみて、そして同じ内容を英語で聞いてみるという一連の「勉強」が脳を最大に機能させてくれます。
まずは、興味のあること何でもの情報を探すことから始めて下さい。 それがまず一歩です。
もし英語の能力がかなりある方なら、Courseraもお勧め。 世界の一流有名大学のコースが無料で履修出来る素晴らしい「勉強」がアメリカを中心に進化しています。 世界のどこからでも、有名教授の先端授業が受講出来ます。 Harvard, Princeton, Stanford・・・と現在18大学が提供している世界をリードするコースです。 脳が大満足する内容が目白押しです。 一度チェックしてみて下さい。 妙に楽しくなりますよ。
私もこのcoursera にはまって、現在2コース履修中です。
「勉強」するって素晴らしいですね。
Good Luck!
回答専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
大澤 眞知子が提供する商品・サービス
パンデミック後の留学カウンセリング
加藤 和子
料理講師
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興味のあることを
今貴方の一番興味のあることは何ですか?
多分何に興味があるかが分からないのだと思います。
机上の勉強だけが勉強ではありません。勿論この勉強も必要です。
しかし、まずは興味の有る事から考えて、そこから情報を得る。一つの事が成功すると、人間誰でもやる気が出る物です。
あちこちに目を向けず、まずは一つやり遂げてみましょう。
勉強をしたいと思っているのですから、必ず何かつかむ事が出来ます。
聞くことが好きとおっしゃっています。それを一歩前進させ、興味のあることを聞く、聞いたら書いて見る。それを人に話してみる。
まずはそれから始めてみてください。
坪内 康将
塾講師
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勉強ができる人のことを知りましょう。
上のお二人の回答が素晴らしいので、ちょっと違った観点から参考までに。
ナシロさんは、勉強を好きになろうとしています。
それは、どうしてでしょうか。
もしかしたら「勉強ができる人は、勉強が好きだ」
と思っているからではないでしょうか。
勉強ができるようになるには、勉強を好きになること・・・これは誤解です。
実際に勉強ができる人に聞いてみるとわかると思いますが、ほとんどの人が
「勉強?別に好きでも嫌いでもない」と答えると思います。
少なくとも「勉強?好きに決まってるじゃん!」とは返ってきませんよ。
勉強ができる人は、できる・できるようになる部分が好きだという人が多いです。
好きになろうと思って勉強しているのではなく、勉強していたら好きな部分に気づいた。
それくらいだと思います。
ですから、勉強を好きになろうと思い悩まなくていいです。
私が指導している独学でも「独学ができる人はやる気なんて気にしない」と指導しています。
彼らは、やる気があるから、勉強が好きだから勉強しているわけではありません。
このように、勉強ができる人・独学ができる人の実態と、イメージが違うことはかなりあります。
補足
補足として、もう1つ違う観点を。
ナシロさんがしたい(しなくてはいけない)勉強は、どんな目的ですか?
受験ですか?資格ですか?教養ですか?
私は目的によっては、聞くだけの勉強でも良いと思います。
例えば、いつか海外で働きたいから、まずは英会話ができるように・・・とCDやラジオを聴いて勉強するとか。
もしも、受験や資格が目的なら、厳しい言い方をしますが、聞くのが好きで聞くだけでは目的は達成できません。
受験や資格には、期限・水準があります。当然、筆記なので書くこと・問題文を読むことも入ってきます。なので、文字通り「机で」勉強しなくてはいけません。
詳しい情報がないのでわかりませんが、その目的に対して、聞くだけで足りるかどうかも考えてみてください。
(現在のポイント:-pt)
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