中古マンション購入にあたる資金に関しまして

maro-ne様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

ご相談の件、中古マンションは、一般の個人（消費者）が売主となっているケースが多いと思われますが、事業者ではない、一般の個人が売主の場合は、そもそも消費税が掛からないのが、今の法律なので、ご心配の点は、やや的外れかもしれません。

ただし、業者さん（不動産会社等）に支払う仲介手数料には、消費税が掛かります。

また、業者さんが売主となる中古住宅の建物部分にも消費税が掛かります。

ちなみに、消費税が上がれば、生活コストも上昇しますから、消費税の影響は、むしろ、購入後の生活面で、心配した方がよいのではないでしょうか。

今の政府の財政状態を考えると、消費税率は10％で収まらないとの見立てもあります。

具体的なことは、FP事務所などで相談して、消費税の影響が考慮された、キャッシュフロー表（人生の資金繰り表）を作成してみるのもよいと思います。

漠然とした不安や思い込みで判断するのではなく、具体的な数字を見て、具体的な判断をした方がよいです。

ただ、そうはいっても、キャッシュフロー表が将来のことを完全に予測してくれるわけでは、決してありません。

不確実性があることを前提に、将来のことを考える材料として使います。

おすすめは、その材料をFPと一緒に確認しながら、対話をすることです。

FPは、金融・経済に関しても、色々と勉強していますから、対話の中で、答えがみつかることが多いです。

なお、本気でmaro-neさんの側に立ったアドバイスを貰いたいと思うのであれば、なるべく有料相談を利用した方がよいです。

情報をとることだけが目的であれば、無料でも構わないかもしれません。

例えば、不動産屋さんに無料で情報を貰うこともできますが、その場合は、必然的に、買った方がよいという結論が導かれます。

もちろん、不動産屋さんも、良心的なアドバイスをしてくれると思いますが、そもそも不動産屋さんは、住宅の販売がお仕事なので、それを念頭に置いておく必要があります。

一方、FP事務所は、中立的な立場の有料相談が看板なので、もしも中立的なアドバイスをしていなければ、嘘をついていることになります。

住宅購入は、人生の大きな決断になりますので、慎重に色々と検討してみてください。

以上、ご参考になれば幸いです。