対象:ヨガ・ピラティス
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辻 良史
博士(体育科学)
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頑張りすぎは逆効果です
miho12110様
はじめまして、サイバー・ヨガ研究所の辻と申します。
ヨガなどのゆったり息を吐く呼吸法は、
実際に副交感神経の活動が高まってリラクセーションが促されます。
これは、生理学的にも間違いないといえます。
しかし、それは、正しく呼吸法が行えた場合のみという限定的な表現になります。
性格的に生真面目な方や、ヨガをはじめたばかりの方々に多く見られる傾向として、
頑張って呼吸法をしようと肩に力が入ってしまい、
その結果、胸での浅い呼吸になってしまい、
リラクセーション効果もあまり得られないというパターンをよくお見受けいたします。
その場合の対処法として、重力の影響を受けにくい、寝転んだ姿勢で、
お腹に手を当て、お腹だけが大きくゆったり動くように呼吸をしてみてください。
5秒で息を吸いましたら、10秒かけてゆっくり鼻から息を吐きます。
そのとき、眉間と肩の力は抜いてください。
また、ポーズも同じように、ポーズの出来、不出来に目がいってしまいますと、
他の生徒さんと自分のポーズとの優劣を比較するようになり、
結果、職場や日常生活での競争原理がスタジオ内で繰り広げられてしまいます。
ヨガのポーズは、本来、
体をねじったり、腕を上げたり、下げたりしたときの体の変化をずっと追いかけ、
「今」に集中することで、過去の失敗体験(トラウマ記憶)や、将来への不安(予期不安)に
目がいかないように脳に習慣づけることが目的でもありますので、
ポーズの出来栄えより、
ポーズを行っている際の体の微妙な変化(筋肉の伸び縮みや血流の変化など)を
観察してみてください。
レッスン中、ずっと体の変化に対し、集中できるようになりますと、
ポーズの出来栄えを意識していたときとは異なる
精神的な充実感が得られていると思います。
御参考になれば幸いでございます。 – 株式会社サイバー・ヨガ研究所 代表 辻 良史 -
評価・お礼

miho12110さん
2012/07/13 19:18辻先生
ご丁寧なご回答、誠にありがとうございます。
呼吸法について教えてくださり、大変参考になりました。
早速自宅で試してみたところ、少しリラックスできたように思います。

辻 良史
2012/07/13 22:04miho12110様
こんばんは、サイバー・ヨガ研究所の辻です。
御返信ありがとうございます。
呼吸法は、自律神経に影響を与えることができる数少ない人類の叡智ですから
毎日少しずつでも結構ですので、是非、継続してみてください。

渡辺 昧比
ヨガインストラクター
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無理せず、できる範囲で、少しづつなさってみてください。
miho12110さん、こんにちは。
アルジュナヨーガ研修会 渡辺昧比です。
mihoさんのご質問「ヨガやピラティスの呼吸法がリラックス効果があると聞き、習い始めたのですが、自分は体が固く、ポーズをとるのに必死であまりリラックスできません。こんな私でも、続ける意味はあるのでしょうか。」は、ヨーガを始めたほとんどの方が思われる質問です。
吐く息を丁寧に少しづつでもゆっくりとなさってください。どのような指導をされているかわかりませんが、多くの指導者は、初心者に完成されたポーズを強制せず、それに向かって少しづつ近づけていく方法をとります。
特に最初の頃は熟練者の形に目が行くものですが、自分が少しづつでもできればいいという気持ちで無理せずに続けてみてください。
呼吸法は、吐く息では特に副交感神経を優位にしますので、リラックス効果があります。また、少しづつでも体の力を抜くことによって、全身がリラックスし、体の各部分と連携している脳の働きも穏やかになります。過剰な緊張が緩みます。結果、精神的な疾患にも有効と考えられます。
「少しづつ、無理せずに、ゆったりと」とご自分に語りかけながら、ヨーガをなさってくださいね。
補足
ちなみに、私も『ヨーガ実践DVD初級編』を創っています。HPに購入者の方の声を載せました。
関心がおありなら、覗いてください。
アルジュナヨーガ研修会 http://arjuna-yoga.com/
評価・お礼

miho12110さん
2012/07/18 18:36「少しづつ、無理せずに、ゆったりと」ですね!
早速実践してみたいと思います。
アドバイスいただき誠にありがとうございました。

渡辺 昧比
2012/07/18 21:50mihoさま。
アルジュナヨーガ研修会 渡辺昧比です。
評価をいただき、ありがとうございます。
ご自分のペースを大切に、続けてくださいね。
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