対象:海外留学・外国文化
こんにちは、始めまして。
去年の10月にカナダの大学から卒業した24歳女性です。
卒業するまではカナダで就職したいと思っていたのですが、
ここ2.3ヶ月は日本に帰ったほうがいいのかと迷っています。
どこでも就職は厳しいことはわかっているのですが、もしこれから
自分の人生を送るとしたら(仕事、結婚して子供もほしいです)、やはり自分の家族の近くがいいのかと思っています。
カナダには、4年間ほどお付き合いしている彼もいるのですが
彼はもしできることなら日本にきて一緒に生活してもいいと考えてくれています。
ですが、
今の日本の経済などの状況を見てると、新卒者の就職は難しそうにみえます。
英語は自分で言うのもなんですが日本人特有のなまりも無く、TOEFLも高得点なので
英語を使った分野で就職したいと考えているのですが
それでも、日本に帰っていずれは家庭をもてる程の収入が得られるかもすごく心配です。
補足
2012/03/24 04:23今はカナダのトロントで大学時代から働いていたとこでアルバイトをしながら就職活動をしています。
面接も2つあったのですが、両方だめでした。
takareiさん ( 北海道 / 女性 / 24歳 )
回答:2件
カナダで就職か日本で就職か
takareiさま
カナダの大学のDegree 取得おめでとうございます。
第2外国語である英語で、専門分野を極めさせられるカナダでの大学。
さぞかし時間と労力と脳(!)を使われたと思います。
非常に価値のあるDegreeをお取りになりましたね。
20年以上カナダの大学で勉強する日本人のサポートをやっております立場からアドバイスさせていただきます。
1.私なら、また私の生徒なら、少なくとも3年程度はカナダ社会での就業体験を積むことを考えます。
数年前からカナダ政府はDegree またはAssociate Degreeを正式に取得した外国人留学生に、3年のPost Graduate Visaを発行してくれてますね。
それを利用すると、現在就職先が決まっていなくてもVisaを申請でき、他に問題がなければカナダでの3年就業が認められることになっています。
他の英語圏よりもはるかに優遇してくれているこのvisaをぜひ利用して大いに専門分野の実体験を積むことは、今後の人生に計り知れない意義があると思います。その後の日本での就職に非常に有利だと思います。
日本にいったん帰国して、もう一度思い直し、カナダでの就業を希望した場合。
まず就労ビザ取得は無理だと思います。
カナダでのボーイフレンドがカナダ国籍で、将来婚姻関係を持たれるなら、Spouseにスポンサーになってもらい、移民ビザ取得は可能ですね。 そちらの方はそれほど難しくないと思います。
2.日本での就職:
現在まで、カナダのDegreeを取って帰国した生徒はほぼ問題なく日本で就職しています。
やはり、英語で専門分野を極め、英語のみならず広くコミュニケーション能力を持ち、日本の外での経験を積んだ日本人はどこの企業も非常に注目しているようです。
面接なども、集団ではなく、個人でアレンジしてくれた企業も多いです。
残念な点:
日本ではまだまだ女性の立場は低いです。 カナダの大学を卒業しても、女性のほうはある程度妥協したところで働くケース、またはまったくの専門違いで働くケースもあります。
ですから、留学のサポートをした女生徒には「帰ってこないほうがいいよ!」といつも忠告しています。
補足
また、Bachelor degree ではなく、Associate Degreeの場合も現在の日本ではなかなか就職は難しいようです。
何が出来るかより、単に(勉強したかしてないかなどどうでもいいから)大学卒の経歴だけを見るこの国の制度の犠牲になるみたいです。
もったいないですね、日本では得られない貴重な人材なのに。
もちろん、コネがおありなら別です。
3.カナダ時代のボーイフレンドと結婚し、日本に帰国。
二人で就職。
さあ、どうでしょう。
ボーイフレンドの方は、Spouseビザになりますから、どんな仕事にでもつけますが、余程の専門分野と、カナダでの就労体験がないと難しいと思います。
また、よく相談をお受けするのですが、カナダから二人で帰国し、日本で英語教室を開きたいけどどうか。。。と。
これもお二人がこの分野での深い専門知識と、経験がないと、現在の日本では外国人がいるから。。だけでは生徒は集まりません。 数年はすずめの涙ほどの収入でも我慢して他とは違うものを持つビジネスを追及なさる気持ちがおありなら、面白い挑戦かも知れません。
4.二つの面接、お疲れ様でした。
何が問題で採用されなかったのか、採用先が何を求めていたのかを分析なさいましたか?
採用されないというのは、今までの経歴努力すべてを否定されたのではなく、単に求められていた能力と経験がなかっただけだと考えてくださいね。
自分の売りは何かを、じっくり考えてどんどん挑戦なさるのもいいと思います。
せっかくカナダでCritical Thinking を学ばれたと思いますので、それを最大利用し、色んな角度から試してみられるといいですね。
5.今の段階でなかなか決められないようなら、一度日本で数ヶ月就職活動なさってみたらいかがでしょう。 現状を実体験出来るので、上記選択肢をもっと現実的に考えられるようになると思います。
ほら、たくさん選択肢がありますよ。
楽しみに思っていっぱい考えてみてくださいね。
I wish you good luck.
回答専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
大澤 眞知子が提供する商品・サービス
パンデミック後の留学カウンセリング
山中 昇
英語講師
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日本の中小企業で活躍の場を見つけるのも方法です
今の経済環境では就職は難しいと書いておられますが、私は違う見解を持っています
いわゆる大企業は採用人数を絞り、有名な日本の大卒ばかりを狙いますが、中小企業は逆に人材を求めています
私の今の勤務先は、今年、カナダに留学していた大学生を採用し、すぐに第1線で活躍してもらう方針です 人材が少ないからです
周囲にも優秀な人材を求めている中小企業がたくさんあります
記憶が正しければ、日本では事業所数で99.7%、社員数で70%が中小企業です
私は、売上8兆円の大企業(3年前まで)と、50億円の中小企業(3年前から現在まで)と両方経験していますが、中小企業では人材が少ない分だけ、活躍できる場が圧倒的に多いのです
世の中一般では就職が厳しいと言われていますが、いわゆる大企業への就職が厳しいのであって、探せばいくらでも活躍の場はあります
大企業だって安泰ではありません
早期退職制度の名のもとに首切りが蔓延していますし、ここ1カ月でも有名な会社が賃金カットを発表しています
2003年には日本の著名な電機メーカーで10万人の先輩たちが退職を余儀なくされました
同じ年に、兜町で証券マン1万人が居なくなりました
就職の選択肢を広げることもひとつの考え方だというのが私が肌で経験したことです
参考になれば幸いです
人は一生、悩み続けます
別の人生があったのではないか
四国に行かなくても、毎日の生活そのものがお遍路さんみたいなものです
(現在のポイント:1pt)
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