対象:一般歯科・歯の治療
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こんにちは。
私は18歳で歯槽膿漏を患い、半年に一度は定期検診とスケーリングをしてもらっています。
1. ジスロマックというお薬と歯磨きで、今は炎症はだいたいおさまっています。しかし、最近生え揃った親知らずのところの歯茎がどうしても歯ブラシが届かず、炎症がおさまりません。何か良い方法はあるでしょうか?
2. 歯槽膿漏と診断されたときには既に中度の歯周病だったので、いくら頑張って歯磨きをしても現状維持がいいところだと思いますし、これから年をとっていく中でどんどん病気が進行して周りよりかなり早いうちに歯を失うのだろうと覚悟はしています。今20歳なのですが、これからも頑張って歯磨きをしていくとして、だいたいどれくらいで歯を失うことになるのでしょうか?
1,2どちらかでも良いので回答いただけると幸いです。
3子とギターさん ( 東京都 / 女性 / 20歳 )
回答:3件
親知らずの生え方によっては抜歯した方が良いかもしれません。
おはようございます。つくばオーラルケアクリニックの飯田です。
現代人の親知らずはまっすぐ生えていないことも多く、ご飯を食べるのに役に立っていないばかりか、歯ブラシが届きにくく清掃がしにくいために不潔なりやすく、気をつけて磨いていても度々炎症を起こすようであれば、抜歯した方が良いかもしれませんね。
ご質問の2番目ですが、だいたいどれくらいで歯を失うか?の予想は難しいです。何とも言えません。早い方は30歳代で歯槽膿漏(歯周病)が始まり、歯茎からの出血や歯がグラグラするなどの症状が顕著になってくる方もおられます。50歳代でほとんどの歯がない、あっても硬いものが噛めないと言う方もおられます。拝見していないので確定的なことは申し上げられませんが、質問者様のように18歳~20歳の時点で中等度の歯周炎の方はかなり稀で、本当に中等度まで進行しているのか?信じがたい気もします。
もし、本当に中等度まで進行しているならば、おそらくは急激に骨が溶けて行く特殊な歯周炎で「広範型侵襲性歯周炎」(昔は若年性歯周炎とも言われていました)の可能性もあるかもしれません。私自身はこれまでに6名の侵襲性歯周炎の患者さんを担当したことがございますが、この歯周炎は通常の歯周炎とは臨床症状も多少異なり、原因不明のため通常のアプローチでは改善しない場合もございます。担当の先生とご相談の上、深刻な状態であれば歯科大学病院の歯周病科にセカンドオピニオンをお願いしてはいかがでしょうか?お大事なさいませ。
回答専門家

- 飯田 裕
- (茨城県 / 歯科医師/医学博士)
- つくばオーラルケアクリニック 開設管理者/院長
患者さんの性格や体質に合った「オーダーメイド治療」を提供
インプラント治療では、患者さんの身体的負担を軽くするため、シンプルな治療法の採用、短時間でダメージの少ない手術を実践しています。完全予約制による丁寧な診療と、近隣医療機関との緊密な連携、充実した検査体制で安全性の高い医療を提供します。
飯田 裕が提供する商品・サービス

堀内 晃
歯科医師
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Re:歯槽膿漏を患っているのですが
はじめまして長崎の堀内と申します。お問い合わせの件ですが、3子とギターさまは侵襲性歯周炎もしくは若年性歯周炎という歯周病にかかっておられるようですね。若い女性で見た目きれいにされているのみレントゲンで確認すると骨が破壊されていることがあるものです。この歯周炎では、通常の歯周炎と比較すると原因になっている口腔内細菌そのものが違いますので通常の歯周治療では難しい場合がほとんどのようです。
おそらく可能なかぎりの除菌(保険外)と喪失した骨や歯ぐきの回復とかみ合わせの安定化、そしてしっかりした定期的なメンテナンスが必要になります。
親知らずのところの炎症が引かないということのようですが、私のところでは、親知らずは、しっかり生えていて清掃が十分できるかた以外は抜歯をお勧めしています。
しっかり生えていないとか横にもぐっている親知らずは菌の温床にしかなりませんのでそれより前の歯をどんなに徹底的に清掃管理してもいたちごっこになってしまいます。
一般的な歯周病が重度になっておられる方での治療法と共通する考え方ですが、まずは歯ぐきの中の歯周病菌を除菌して感染をとめること、失われた歯周組織を再生療法などで可能なかぎり回復し、かみ合わせのアンバランスを解消するためにかみ合わせの調整や矯正治療を行うことを行うことになります。そして一番大切なのがメンテナンスと再感染のルートをカットすることです。おそらくご家族や近親者の方に同じような方がおられ、生活の中で感染を繰り返している可能性があります。場合によってはご家族で歯周治療に取り組むことが必要になります。がんばってくださいね!

河合 毅師
歯科医師
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親知らず、歯槽膿漏について
こんばんわ。アトラスタワー歯科の河合です。
さて親知らずの周囲の歯茎が腫れる(智歯周囲炎)場合は、抜歯をした方が良いと思います。
これは放っておくと前の歯にも悪影響を及ぼし、虫歯や、骨吸収など2次的な疾病を
引き起こしやすいからです。当院では親知らずの抜歯も専門的に行っております。
是非、お気軽に御来院下さい。
18歳頃で歯周病(若年性歯周炎)と診断されても、現状維持どころかプラークコントロールの
改善と、クリニックでの専門的な加療(歯周治療)を継続すれば歯周組織は回復して
歯を失うことなく生活することができます。
悲観的にならずに、モチベーションを維持して口腔ケアを行ってください。
(現在のポイント:-pt)
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