対象:新築工事・施工
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一戸建て新築(鉄骨3階建て)工事で、基礎コンクリート打設時に立上り部に設置したアンカーボルトの位置がずれていました。ずれていた部分の幅約1.5メートル程の立上り部コンクリートを解体し正規位置に直した後で、セメント系グラウドモルタルを打ち込むということを業者は提案していますがそれで良いのかの妥当性が分かりません。基礎の強度は保たれるのでしょうか?また、一般的にはどの様な対処方法が取られるのでしょうか?こちらから要求できる事は何かあるでしょうか?(基礎を全て一からやり直してくれなど)
u01u01u01さん ( 東京都 / 男性 / 40歳 )
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アンカーボルトの位置ずれ
横浜の設計事務所です。
基礎は打つ前が大事です。捨てコンを省いてしまう業者もいますが、捨てコンを打って
そこにきちんと墨出しすることで基礎の位置がきちんと出ます。
アンカーボルトもいまだに「田植え(コンクリート打設時に植えていく事)」をするような
業者もいるようですが、事前に基礎伏せ図にきちんと位置を落としこんでおき、打設前に
その図面をもとに予め固定しておくことが望ましいです。
そうすることで、土台の継ぎ目では上に被さる側に配置したり、基礎の配筋を避けて芯に
くるように設置できたりします。
(基礎は混み合っている部分もあるので望みの場所に入らないことも多々あります)
どの程度ずれているか、全体の施工精度がどれくらいなのか、わかりませんので修正方法は
なんとも言えませんが基礎の位置そのものがずれているようならそこだけでも作りなおす
必要があります。(もしくは増し打ちをするか)
作りなおすといっても容易なことではありませんが。
あまりに全体の精度が悪い場合は、一から作り直しもありえますが程度問題と言う事も
あります。
アンカーボルトのみがその位置だけ、土台からずれるということでしたらそれは切って
しまって、後施工アンカー(ケミカルアンカー)を使う事はあります。
厳密に言えば、新築用としての認定はないのですが、程度問題として多少であったら
下手に基礎をツギハギするよりましです。
アンカーボルトではなくホールダウン金物であれば、問題はそれでは済みませんので
何か後付できるホールダウン金物で必要耐力があるものを探さなくてはいけません。
>約1.5メートル程の立上り部コンクリートを解体し正規位置に直した後で、
>セメント系グラウドモルタルを打ち込む
これがどういう状況でどのような提案なのか文面だけではよくわからないので
なんともコメントし辛いのですが。
基礎そのものがずれていて、その範囲が1.5mだけであって他に問題ないのであれば
必要な配筋をした上で増し打ちをするほうが一体化には良いような気がします。
設計をした建築士とよく相談されることをお勧めします。
< あーす・わーくす http://office-ew.com >
評価・お礼

u01u01u01さん
2011/12/21 01:01アンカーボルトの配置が間違っている箇所は4本分となり1箇所にまとまっています。その部位の幅約1.3m(1.5mは間違いでした)のみ立上りコンクリートをはつって無収縮モルタルで作りなおすという提案を受けています。基礎および配筋は間違っておらず、アンカー配置のみ直したいのです。
回答専門家

- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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