対象:お金と資産の運用
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考え方のヒントです
pipika33様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
投資信託の売却をお考えとのこと。
もし積極的に取り組むお気持ちがなくなってしまったのであれば、売却してしまうのもひとつの選択です。
特に今のような時期は、実際にそうしてしまう方も多いと思います。
ただ、値下がりしたところで、売却して実現した損失は、結局、誰の利益になるのか?
という点についても、想像力を働かせてみてください。
売却して実現した損失は、巡り巡って、上手く立ち回っているプロの投資家の人たちやそういう人たちからアドバイスを受けている超富裕層の人たちの利益になるわけです。
つまり、何もやらなくても格差が広がっていくし、中途半端な投資で損した分もすべて、超富裕層の人たちの利益に流れていくわけです。
最近は、世界経済の低迷が言われていますが、問題の本質は格差の拡大にあります。
資本主義経済を続けていく限り、この流れは止められません。
ちなみに、投資信託は、あくまで長期保有を前提にした運用商品で、ものにもよりますが、一般的には、十分に分散投資がなされています。
個別株投資と違って、どんどん値下がりして、最後にゼロになるという可能性は、低いといえますので、ある程度の運用期間がとれる場合は、含み損のまま持ち続けて、値上がりする一瞬のタイミングをとらえていくという考え方も採れます。
なお、毎月受取型にしている場合は、この考え方が採れませんので、その場合は、分配されずに再投資されるものに変更するのもひとつの選択です。
もちろん、投資信託に成果の保証はありませんし、ここで、あきらめてしまうのも自由ですが、これからの時代は、リスクに向き合わないリスクもあるという点をもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
多少でも、何かのヒントになれば幸いです。
評価・お礼

pipika33さん
2011/11/14 11:48早速の回答有難う御座います。
保有している信託は、毎月配当を受け取るもので
為替変動の影響で成績が悪く、今後上がる可能性が期待できない
商品なので、悩んでいます。
森本 直人
2011/11/14 15:29pipika33様、コメント拝見しました。
保有している投資信託は、毎月配当を受け取るものだと、確かに上に書いたような長期保有の考え方が採れませんね。
ちなみに、投資信託は、単に「何かを買えばよい」というものではなく、あくまで計画の中で利用していく資産運用のツールです。
値下がりした時の対応の仕方は、例えば、持ち続ける、買い増す、売却する、下落に対してリスクヘッジをかける、といったふうに、具体的な数字も含めて、事前の計画の中で決めておかなければなりませんでした。
なお、FP事務所の相談の現場では、単に「何かを買えばよい」というお話をしているわけではなく、投資の計画の部分をお手伝いしています。
この点は、金融機関の相談窓口とは、違う部分だと思います。
短期的な予想に基づいて、バタバタと売ったり買ったりする方法では、プロの投資家の人たちには、なかなか勝てませんので、投資信託の本来的な使い方に立ちかえって、計画の部分から再構築されることをお勧めします。
ご参考です。
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
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