対象:エクステリア・外構
新築への転居も終わり、現在、外構を検討しております。
その中でカーポートの設置で迷っております。
カーポートの設置スペースに余裕があるので、夫婦の間では三協さんの「カムフィNex R奥行2連結(奥行11519ミリ×間口3000ミリ×高さ2310ミリ)」の設置を考えています。
しかしながら、施工事業者からは、奥行と高さはそのままですが、間口がワンランク小さい2700ミリに変更してはどうかとアドバイスを受けています。
理由は、台風などの時に、パネル部分の振幅が大きく、かなり不安になるためだそうです。
幅30センチの違いで振幅に大きな差が出るそうです。
そこで疑問なのですが、カーポートとは強風時にはかなり揺れるものなのでしょうか?
また、大きいサイズの方が当然高価になり事業者にとっても利益が大きいかと思いますが、あえて小さいサイズを提案してくることを考慮すれば、強風時には、かなり危険なものになるのでしょうか?真意を測りかねており、どっちを選択すればよいか困っております。
よろしくアドバイスをお願いします。
補足
2011/08/06 08:301.カーポートの脚は、片足タイプです。
2.カーポートは隣家との間に設置しますので、カーポートの東西には家が近接しています。
3.強風時には南北に風が抜けていたような気がします。
大祐さん ( 福岡県 / 男性 / 40歳 )
回答:1件
樅木 貞夫
建築家
6
やはり揺れるでしょう。
車庫の設置に関する申請手続、または法令に関する事項については、触れません。
風による振れはあります。メーカーの補強詳細についてはわかりませんが、屋根の大きさにかかわらず
柱の構造が同じであれば、当然、屋根の大きい分ふれは大きくなります。製品の安全検討はメーカーにて行われているでしょうが、片持ち構造は見ていて気持ちのいいものではありません。
工務店の立場としては、メーカーを信用しすぎない、又は「想定外の事態」もあるじゃないか、という立場をとっている訳で、片足で3m近く持ち出しているのはやはり気持ち悪いと思うときに、一ランク安全性の高い方を選ぶことを薦めているということでしょう。これは、ある意味で信頼のおける対応だと思います。
ある意味というのは、これはリスクを避けようということでもあるので、融通がきかないという結果にもなりえます。
御参考までに、あるメーカーのカタログには下記の文言が書かれています。
「多雪または強風地では、オプションの補強支柱を必ず取り付けてください。」
補強支柱とは屋根の先端部に取り付ける細いバーです。簡単に、とはいえませんが着脱可能なものもあります。やっぱりメーカー側も心配なようで、リスク回避に動いているようです。現在ご検討中のメーカーの対応はご確認ください。
この補強材をメーカーを介さずに特注する方法もありますが、こういう対応は、邪魔にならない位置を探して設計する必要があり、しっかり検討するには費用がかかります。または、支柱が無いよりまし、ということで、感でやってしまうのもありでしょう。しかし、軒先が重くなることもあり、こういう方法をとって事故が起こったら、責任関係はあいまいになりますね。
評価・お礼
大祐さん
2011/08/17 22:10ご回答を頂き感謝申し上げます。
やはり、見ていて気持ちのいいものではないのでしょうね。
自分たちも不安になりますが、やはり気になるのは隣人を不安にさせることです。
残念ながら南北に長いスペースしか車庫にすることができないので、片持ち構造しか選択がありません。家屋の外壁に固定する方法もあるのでしょうが、外壁に傷をつけることには抵抗があります。補強支柱は取り付けたいと思います。ワンランク小さくする方向で検討してみます。
ご意見ありがとうございました。
樅木 貞夫
2011/08/18 11:27家は、大きな災害は別として、地震や温度変化、風、等により繰り返される小さな動きによっても傷んでゆきます。ご推察の通り、外壁に固定した場合、その部分が早く傷むと思います。何より、そういう部分に、穴あけてしまうのは問題ですね。やめておくのがいいと思います。
ご評価いただきありがとうございます。少しでも、お役にたてたらウレシイです。新居での御多幸お祈りいたします。
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