対象:年金・社会保険
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初めまして。
色々な相談を参考にさせて頂きましたが、私自身が少し特殊な立場のため、改めて質問させて頂きます。
早めにご回答が頂ければ大変助かります。
私は29才で、未だ親の扶養に入っている者です。
海外でずっと学生をしてきたのですが三年前現地で交通事故に遭い、その治療と裁判などのために日本へ帰国しました。学校は退学や中退ではなく、休学という扱いになっています。
実際治療と裁判が終了し、身辺が落ち着いたらまた戻るつもりでいましたので、日本では大学から在学証明を出して頂くことで、ずっと扶養認定をうけていました。扶養控除などは一切受けていません。保険(共済)に関してのみ、扶養者としての保険を使用していました。
(月に5-6万程度の収入を得られるバイトやパートでしたので、上手く計算することでこの三年間を過ごしてきました)
この四月に父の職が変わったことにより、共済保険から一般の社会保険に変わりました。
その時も学校から在籍証明書を頂いて、私の保険も無事一緒に切り替えとなり一安心だったのですが……。
つい昨日、平成22年度の私の所得が130万を完全に超えてしまっていたことが判明しました。
完全なる計算ミスで、市から税金の納付について知らせがくるまで家族を含め誰一人気づいていませんでした。
(今まではきっちり守ってきたので、こういった税金の知らせが私宛に来たのは今回が初です)
年も年ですので、完全に外れてしまったのはもう諦めるしかないとは思いますが、正直治療に色々お金がかかっています。
父の保険から出て、国民健康保険に切り替えるのも仕方がないとはいえ、とても負担が大きいです。
また過去に戻って(この一年ほどになるかと思いますが)請求されるとの話もちらほら聞きましたが、毎月病院にかかっている身ですので額もかなりなものになるのではないかと思います……。
どうにか今まで通りでいられる方法はないものでしょうか?
今まで通り父の扶養で収まれるのであれば、それが一番ベストなのですが、やはりむりなのでしょうか?
また過去にさかのぼって払うというのは、本当に払わなければならないものなのでしょうか?
払うとしたらどういった形で、どういう風に払っていくことになるのでしょうか?
専門家からの意見を是非お聞きしたいです。
よろしくお願いいたします。
補足
2011/06/12 00:13平成22年度だけがたまたま超えてしまったようなもので、今年は絶対に収入が130万を超える見込みはありません。
去年一年だけが失敗してしまったものです。
また順調に物事が運べば今年の秋にはまた海外へ戻る予定です。
dhinjrさん ( 長野県 / 女性 / 29歳 )
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木村 典子
特定社会保険労務士
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健康保険の扶養について
dhinjrさん、はじめまして。社会保険労務士の木村と申します。
以下、ご説明させていただきます。
<扶養認定について>
税金の扶養と健康保険の扶養とでは、考え方が違います。
税金は「その年の1月1日~12月31日の所得の合計額」を基準として、扶養控除の対象となるか否かが決まります。
一方、社会保険は「そのときの収入の年間換算額」を基準とします。
その額が、130万円(一定の障害者の場合は180万円)未満、かつ被保険者収入の1/2未満であれば、被扶養者としての認定がなされます。
従って、dhinjrさんの現在の収入が1ヶ月5~6万円であり、その状態が将来に向かって続くと客観的に認められれば、健康保険の被扶養者でいることができます。
(”6万円×12か月<130万円”という考え方をします。)
昨年の収入の合計が130万円を超えていたからと言って、即今年の1月から扶養削除されるということはありません。
※但し、昨年の、収入が多かった時期については、遡及して扶養削除される可能性があります。
<調査で収入証明書を求められた場合>
さて、健康保険の扶養に関しては、定期的な調査が行われていますが、調査の際、昨年の収入証明書類の提出を求められることがあります。
このとき、dhinjrさんの昨年の課税証明書を、説明なしに提出すると、扶養削除されてしまう可能性がありますので注意してください。130万円以上である昨年の収入が、今年も継続していると推定されてしまうからです。
ですから、課税証明書提出の際には、必ず「現在の収入は1ヶ月5~6万円である」旨を、お父様から会社の総務担当者に説明していただいてください。
過去の給与明細書や雇用契約書等の客観的な証明書類を準備しておくと、話が通りやすいと思われます。
その後の追加確認書類については、会社の指示に従ってください。
(確認書類は、お父様の会社が入っている健康保険によって異なります。保険者によっては、収入証明を要求されず、在学証明書のみで済むこともありますよ。)
長くなりましたので、昨年の保険については、下欄に書かせていただきます。
もしご不明点がありましたら、ご遠慮なくお尋ねください。
最後になりましたが、今秋に、元気に学生さんに戻られることを、お祈りいたします。
補足
<昨年の保険について>
昨年の給与が、どのように変動して130万円を超えていたか不明ですが、もしコンスタントに毎月108,334円以上の給与を受けていたことが判明した場合は、この期間について、扶養から削除される可能性もあります。
この場合には、医療費の自己負担分以外(7割+付加給付があれば付加給付)を、お父様の会社の保険者に返還しなければなりません。
具体的な返還方法については、保険者から書面が送付されますので、その指示に従ってください。
そして扶養削除された期間については、遡及して国民健康保険に加入、保険料の納付を行うこととなります。
その後、今度は国民健康保険に、医療費の7割について、療養費の申請をするという流れになります。
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