対象:不動産売買
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住宅購入にあたり仲介業者をたてて契約を交わし手付金20万円及び仲介業者手数料の内金10万円の計30万円を支払い、住宅ローンの手続きに入りました。
自分としては借入希望の銀行はある程度決めており仲介業者にもそのことは話しておりましたが、仲介業者が他にもいい銀行はたくさんあるからと言うので希望している銀行より支払いの条件が良ければ考えますと伝えてありました。自分としてはローンは通るものと思っていましたが(事前に銀行に打診しており、このくらいならと言う範囲内であったから…)
しかし結果、銀行からの回答は借入希望金額より大幅に下回る金額提示でした。
故意に借入に不利になるような事をした訳でもありませんし、借入が出来なければ購入は無理なのでローン解除特約により契約解除を希望したいと思います。
しかし仲介業者は他の銀行に今の希望額より低く、更に返済期間を5年延ばしてローンの借入の申込書に記載するように迫ってきています。売り主に誠意を見せる意味だと言うのですが、返済期間は現在75才迄で考えているのに80才迄というのは私には大変抵抗があります。譲歩する意味で借入金額は少し下げましたのでその条件で他の銀行の審査を受けることには同意できます。返済期間に関しては自分としては75才でも十分に不安な年齢なのにもう5年増やすことには大変不安があり嫌だと伝えると、仲介業者は返済期限は後から繰り下げればいいのだし、ローン解除特約が適応されるのは買い主が最大限に努力してダメだったという場合なのだから銀行の最長でやってみるべきでそうでなければ契約不履行にあたると言っています。
返済期間が75才迄というのは自分自身最大限に努力していることにあたり、銀行が80才迄期限を設けてあってもそれを利用しない事とは関係ないと思います。
無理を受け入れては将来が不安になってしまいます。
私はどのように対処すれば宜しいでしょうか。
このケースでは手付金は戻していただけないのでしょうか。
yosさん ( 福島県 / 女性 / 48歳 )
回答:2件

渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
1
ローン解除特約の適用について
yosさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。
『私はどのように対処すれば宜しいでしょうか。』につきまして、仲介業者の言い分はあまりにもデタラメとしか言いようがありません。
yosさんが住宅ローンを組むに当たって、yosさんのご希望と大きく異なってしまうことになりますので、そこまでして住宅ローンを組む必要はありませんし、このような場合、住宅ローンを組むことができなかったのですから、当然のことですが不動産売買契約の中の解除条項に該当します。
仲介業者の言うがままに無理な住宅ローンを組んで、後から後悔するようなことは決してしないでください。
『このケースでは手付け金は戻していただけないのでしょうか。』につきまして、契約を解除するということは、はじめから契約そのものがなかったことになりますので、金銭の授受があった場合には、その金銭は返還されることになります。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
評価・お礼

yosさん
2010/12/21 10:39簡潔なご回答有難うございます。
アドバイスの通り契約解除を申し出ました。
相談相手もなくやり取りしているうちに仲介業者の言う通りにしなくてはならないような心境になってきてしまっていました。藁にもすがる思いで質問してみたのですが、プロの方の適切なアドバイスにより自分の言葉に自信が持てて相手にはっきりと伝える事が出来ました。
心より感謝申し上げます。

渡辺 行雄
2010/12/21 10:49yosさんへ
お返事いただきありがとうございます。
また、多少なりともお役に立てて、何よりでした。
これからもお金に関することで、分からないことがありましたらご相談ください。
リアルビジョン 渡辺行雄

宮下 弘章
不動産コンサルタント
2
ローン特約での契約解除要件
はじめまして。
横浜で不動産コンサルタントをしております宮下弘章と申します。
ご質問を拝見させていただきました。
先に結論から申し上げますと、ローン特約による契約解除期日までに
銀行からローンが否認されていて、その事実と契約解除の意思が同期日までに
売主に伝わっているならば、あなたの意思で契約解除が可能です。
そして、支払い済みの30万円は、全てあなたの元へ返却されます。
売主へ伝わっているかどうかについては、仲介業者の担当に対して
しっかり伝えているならば、少なくともあなたが行うべきことは
ちゃんと行なっていると言えるでしょう。
ローン特約条項欄には、申し込むローンの詳細が書いてあります。
つまり、契約書に書いてあるとおりのローンでOKにならない場合は、
あなたの意思によってローン特約による契約解除を選択できるのが
この特約の基本的な解釈として間違いありません。
不動産会社さんが言うように、ローン実行後に5年期間を短縮する
ことは、手続きとしてそんなに難しいものではありません。
でも、希望金額以下のローンになるのでしたら、ここは資金計画が
狂ってくる可能性がありますから、慎重に考えるべきでしょう。
物件を欲しい気持ちがあるのでしたら、無理が無い範囲で譲歩して
みるのも良いでしょう。でもどうしても無理が生じるようなら、
残念でしょうが解約の手続きをお願いするしかないでしょう。
その際、売主さんには申し訳ない気持ちがおありでしょうが、
仕方が無い部分だと思います。
そこは仲介の担当者がしっかり売主さんに対し説明することで、
納得してもらえるでしょう。
今、あなたにとって大切なことは、
仲介業者さんのアドバイスにも限界を感じていらっしゃるのなら、
提案に応えられない旨を売主さんに伝えてもらうよう、仲介担当者へ
意思を明確にすることだと思います。
簡単ですが、ご参考になれば幸いです。
宮下弘章
評価・お礼

yosさん
2010/12/20 17:04早速ご回答いただき心より感謝申し上げます。
読ませていただき、先ほど仲介業者へ連絡をとり契約解除を申し出ました。
契約解除をこちらから申し出るのは購入する意志に欠けていると評価されてしまうのではないかと思って”解除”という言葉を使えずにいました。が、買い主がはっきり伝えておくべきことなのだと解り、仲介業者に意思表示し売り主さんにお伝えいただくようにお願いしました。
時間と労力を費やしてしまった仲介業者さんと売り主さんには申し訳ない気持ちですが、手付金を返金して欲しいのも正直な気持ちなので仕方ありません。
すっかり住宅購入を夢みていたので、自身の力不足の現実を痛感しています。良い勉強になりました。
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