対象:心と体の不調
61歳になる私の父の事ですが、ほぼ毎日発泡酒350ml1〜2缶と25度の焼酎をストレートで3合以上飲みます。
父は契約社員として普通に通勤してはいるようですが、私の見た限りではシラフの時には常に手が小刻みに震えており、うつろな目で苦しそうにため息をついているような状態です。
一度飲んでしまうと昏酔状態になるまで歯止めが利かない状況で、病院から(依存症とは関係のない)薬を処方された時でも平気で酒と一緒に飲んでしまいます。私は「薬と酒を一緒に飲むと危ない」と止めるのですが両親ともに薬の危険性に無理解なので言っても聞こうとしません。泥酔状態で入浴することもあるので入浴中の事故が心配です。(今は薬は飲んでいません)
もともと父はかなりの神経質でなにかとストレスを溜めやすい人で、アルコールと関係があるかはわかりませんが先日勤務中に狭心症の発作を起こしたので早退して病院に行ったとのことでした。父の両親(私の父方の祖父母)は私が生まれる前にどちらも60歳くらいで病没したと聞いています。
本人は「酒が無いと生きていけない」とよく言っていますが同時に「誰にも迷惑をかけずポックリと死にたい」とも言っています。私の母も無理に父の飲酒を制限しようとはしません。
これは本格的に治療が必要なレベルでしょうか?
hizzaleさん ( 秋田県 / 男性 / 28歳 )
回答:4件
もしお望みでしたら、お父様に変化していただく方法は色々とございます
Hyper-Fairyさん
はじめまして、心理カウンセラーの田尻と申します。
> 父は契約社員として普通に通勤してはいるようですが、私の見た限りではシラフの時には常に手が小刻みに震えており、うつろな目で苦しそうにため息をついているような状態です。
それはとてもご心配でしょうね。
> これは本格的に治療が必要なレベルでしょうか?
申し訳ございませんが医師ではない私には、治療の必要性の有無の判断ができません。
ただ(あくまで私見ですが)私にはHyper-Fairyさんがお父様のことをとても心配されていて、できれば一度病院を受診して欲しい、あるいは少なくても今の状態からは変化して欲しいと願っていらっしゃるように思えました。
もし私の推測どおりのお気持ちでしたら、お父様に「心配だから一度病院で見てもらって」旨のことをお伝えされてみては如何でしょうか?
その際もし病院の受診に同意していただけなかった場合でも、お父様に今の状態から変化していただく方法は他にもございます。
例えば家族療法といって、ご家族でカウンセリングを受けていただく方法や、あるいは(変化を望んでいると思われます)Hyper-Fairyさんにカウンセリングを利用していただき、その場でカウンセラーと一緒にお父様への接し方を模索していくという方法もございます。
以上、何かのご参考になれば幸いです。
お父様のご健康を願っております。
補足
最後に手前味噌で恐縮ですが、私のカウンセリングと夢分析のHPについてご案内させていただきます。
もし私で何かお役に立てそうなことがございましたら、どうぞ何なりとご相談いただけますでしょうか。
では、くれぐれもご自愛なさってください。
心理カウンセリングの部屋
http://oneiromancy.holy.jp/blog/
夢占い・夢診断・夢分析の部屋
http://dream-seeker.holy.jp/blog/
評価・お礼
hizzaleさん
迅速な返答ありがとうございます。
私の家系は私も含めて親戚一同酒の量が多く、実際に酒で大病を患ったり自宅で亡くなったりしている人もいるので心配せざるを得ません。
とにかく一度専門の病院で診ていただこうと思います。
回答専門家
- 田尻 健二
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- 心理カウンセラー・産業カウンセラー・夢分析家
お望みの人生の変化への効果的なお手伝いが私の仕事です
お客様のお悩みの解決や心理的な苦痛の解消・軽減のお手伝いだけでなく、お客様が望まれる人生の変化への効果的なお手伝いができたり希望を持っていただけるようなカウンセラーでありたいと思っています。専門領域は自己愛です。
田尻 健二が提供する商品・サービス
悪化させない(進行させない)サポートが必要です
カウンセラーの見波です。
昏睡状態になるまで飲んだり、泥酔状態で入浴したりと、ご家族としては不安が尽きない状況であることがとてもよく伝わって参りました。本当にご心配なことと存じます。
アルコール依存症は、個人の生活、仕事などの社会生活、身体を蝕むなど支障が出ている状態ですので、治すためには「完全断酒」以外にありません。ご相談のケースでは、今現在仕事は普通に通勤されており、周囲に迷惑をかけているなど支障が出ている状況ではないようですので、受診の緊急を要するケースではないかもしれません。しかし、放っておくと進行する可能性もあります。また、身体への配慮も十分にしなければなりません。
このケースで重要な点は今の状態より悪化させない(進行させない)ことだと思います。
その上で、お酒を飲む事が悪いことではなく、悪いことは、その量と、入浴の仕方、服薬時の飲酒、などの行為だという区別をしっかりと理解し、守ることが大切ではないかと思います。
そのために、進行させないための具体的なサポートとして、
1.1日の飲む量を、お父様が納得できるように一緒に決める
・昏睡状態や泥酔状態にならない量にする
・身体への影響も考慮する
・お父様の「酒がないと生きていけない」気持ちにも配慮する
2.飲酒の前に必ず入浴を済ませる(習慣化させる)
3.服薬がある場合は、医師に確認を取り、適切な方法を考える
4.飲酒量を減らせるように本人の心理的な負荷を軽減する
・家族が今の辛い状況や過去の辛い思い出などを傾聴する
・辛さが軽減して、飲酒に頼らない気持ちを作ることが重要
5.お父様の同意の下、決めたことを守らない時には、時には毅然とした態度を示す
6.更に改善傾向がなく、いつまでも守られない場合
・家族会やAA(匿名依存症者の会)などの助けを検討する
・カウンセリング、精神科受診を検討する
・守られなければ上記のことを検討することも、事前にお父様にお伝えする
これらを進めるにあたり、お父様のことが本当に心配であること、お父様のために家族一緒に皆でやって行こうという、ご家族の方々の思いがお父様に伝わることが大切だと思います。
その人の思いが伝わり続ければ、人はそれに応えようという意識が必ず芽生えてきます。これがスタートだと思います。
評価・お礼
hizzaleさん
迅速な返答ありがとうございます。
やはり父も古い人間なので、精神科の受診は抵抗があるかもしれません。
いずれにせよ、家族全員とも「父はこれが普通」だと思ってしまっている部分があるので、まずは問題意識をはっきりさせる必要があると感じました。
回答専門家
- 見波 利幸
- (東京都 / 主席研究員)
- 主席研究員
感動を伴う研修こそが、効果のある結果が出る研修です
人は必ず成長します。感動する事で心を開き、自分を見つめるからこそ「気づき」が生まれます。人は「気づき」さえ生まれれば、もう既に80%は変わっています。更に、「やって行きたい」という気持ちが加わる事で、真の行動変容が可能となります。
本間 美智子
パーソナルコーチ
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依存症や中毒症
これらの原因はおおよその場合、その人の心の深部に未解決の感情問題が蓄積されている事が考えられます。
未解決の感情問題とは、辛い事、悲しい事、腹の立つ事等があったのに自分のそうした気持ちを誰にも打ち明けられず心の中に抑え込んで来たもの。
感情問題は誰かに打ち明け、理解され受け止めてもらえた時にはじめて消化されます。
未消化の感情問題は、たとえそれが30年以上経っていようと、現在進行形で存在しているので、それを「紛らわせる何か」が必要になるのです。
ですが、その「何か」は人生の負担になる事が多く、今度はその「負担の負い目」まで、心の重荷として加算されて来ます。すると、更に「紛らわせる何か」の度合い・量・回数が強くなってきます。
治療に出向くようにと言って素直に聞くようなら、こうした状態になってないと思われます。
私からの提案は、お母さんから「お父さんの歴史」を聞きだして、辛かったであろう出来事を、「お父さんは大変だったのに偉かったね、頑張ったんだね」「~の時は~だったんだね」と承認してあげること。
初めの内は抵抗すると思いますが、気長に続けて下さい。だんだん、心待ちにしてくれるようになってくると思います。涙もろくなって来たりもします。その頃にはおだやかな状態も増えている事でしょう。お父さんの心が癒され、満たされれば満たされる分、お酒の量は減って来ると思います。この間、腹の立つ事も多々あろうかと思いますので、ご自身のケアも心がけて下さいね。
その位の年齢の男性は軍事教育の名残から「自分の心を誰かに受け止めてもらう」と言うのは「男の恥だ」と叩きこまれている世代なので大変かとは思いますが、その辺を刺激しないように上手く承認してあげて下さい。
無理はしないで下さいね、衝突の原因になりますから、面と向かってと言うのが恥ずかしければ手紙でも良いと思います。あなたのサポートをしてくれるプロを探すのも良いと思います。
評価・お礼
hizzaleさん
迅速な返答ありがとうございます。
父は同年代の人と比較してもかなり保守的で頑固なほうという印象があるので、たぶん痩せ我慢をしている部分は相当あると思われます。
いずれにせよ、一度病院に行って診て頂こうと思います。
国府谷 明彦
厚生労働省認定 産業カウンセラー
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念のためというレベルで,一度受診されることをお勧めします。
こんにちは。カウンセリングルーム聴心館 国府谷といいます。
お父様の飲酒をご心配されるお気持ち,そして,どの辺のレベルなら治療の必要があるのか悩むお気持ち,お察しします。
まず,アルコール依存とされる要件をお話しします(意訳したもの)。以下に述べる状況のうち3つがこの12ヵ月内に存在することが必要です(各要件は同時でなくてよい)。
1.酩酊(酔う)ために従前よりも多くの量が必要になっている,または,同じ量では効果が弱くなっている.
2.離脱症状がある(補足参照),または,それを軽減・回避するために飲酒が必要になる.
3.最初のつもりよりも,より多くより長時間飲酒してしまう.
4.禁酒・断酒をしようとする持続的な欲求や努力の失敗がある.
5.飲酒の用意や飲酒,酔いを覚ます行動に,より多くの時間を費やす.
6.飲酒により,仕事や社会生活,趣味の時間などを減少・放棄している.
7.飲酒により身体的・精神的な問題が継続して,もしくはくり返しおきていることを知りながら,飲酒を続けている.
基本的にこうした点に注目して,該当数が多いようであれば,一度専門医を受診されることをお勧めします。心理カウンセラーの立場からは,診断・投薬治療はできませんので,その点はご了承下さい。
なお,アルコールとお薬を同時に飲むことは,体内で化学変化を起こして危険な物質となる場合があります。投薬治療の際は,処方を受ける医師にご確認されると良いと思います。
一般的に,精神疾患に注目するときに,仕事や社会生活上で支障があるかどうかがキーポイントになります。その意味では契約社員としてのお仕事には支障がないということでした。むしろ,狭心症の発作や手指の振戦(震え)やうつろな目で苦しそうという点のほうが心配になります。一度,内科系のお医者様にしっかりご相談されることをお勧めしたいと思います。ご両親のご健勝を願っております。
補足
【アルコールの離脱症状】
このうち2つ以上が飲酒を止めてから,数時間から数日中に現れる
1.自律神経系の過活動(多量の発汗や脈拍数増加)
2.手指の震えの増加
3.不眠
4.吐き気や嘔吐
5.一過性の幻覚や錯覚(視覚・聴覚・体感覚)
6.精神的な興奮
7.不安
8.全身けいれん発作
http://www.choushinkan.com/
評価・お礼
hizzaleさん
迅速な返答ありがとうございます。
父は表向き、会社の勤務に問題はないように振る舞ってはいますが、私的にはシラフの時のしんどそうな表情を見ているだけでこちらのほうが忍びなく思えてしまいます。
やはり一度専門の病院で見てもらってはっきりさせようと思います。
国府谷 明彦
コメントありがとうございました。
お父様をご心配される忍びない気持ち,よくわかります。
手の小刻みな震えやしんどさを理由にして,内科を受診されると良いと思います。内科でしたら,お父様も抵抗ないと思われます。アルコール依存関係は,今,一次診療について内科でも取り扱っていますので,そこで診断いただき,お父様が納得の上で,専門医や断酒会のような所を案内してもらえれば良いと思います。
禁酒が一番良い方法なのですが,お父様の楽しみであるので,取り上げるわけにもいかないのが現実ではないでしょうか。年齢とともに酒が弱くなる部分もありますので,ご家庭でも徐々に酒量を減らす方法を検討してみて下さい。良い結果となることを願っております。
(現在のポイント:-pt)
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