対象:住宅賃貸
回答:2件
現実的にはかなり難しいでしょう
FP、宅建取引資格の野口です。
30年前の中古住宅は、更に建築竣工はその先ですね。
建物は、もし木造であれば、耐用年数も経過しており、賃貸に耐えないでしょう。
1、賃貸できる建物は、都市計画法は昭和43年に施工されており、この時線引きされ「調整区域」に入っていた建物で尚且つその時点で賃貸されていたものに限ります。建物の歴史を調査してください。建設時の確認申請等があればなお可。地域によっては、貸し農業家屋があったと聞いています。次男の分家は、農業の分家と言うことで調整区域でも認められました。現状も農地保護で認めています。
2、売買は、可能ですが建物は多分取り壊し、農地して売買。又は農業用建物(倉庫・食品加工など)を建設目的、老人ホーム建設など特殊な建物建設用しか買い手はいないでしょう。何らかの農業継続が認めれれれば売買可能。農地が付随していると別途承認が必要です。
もし、鉄筋などの建物であれば買い手がいるかも知れません。
3、地域によっては、既存建物でも人口減少を懸念して賃貸を認める地域もあります。これは市町村にご相談ください。
4、厳しい地域では少しの改築だけでも確認申請を受け付けません。要注意です。
評価・お礼

ballenさん
早速にありがとうございました。
さすがに建物の施工が43年以前ということはありません。賃貸は認められず、売却も相手が農業従事者でないとムリ、となると出口をなかなか見いだしにくいところです。
回答専門家

- 野口 豊一
- (神奈川県 / 不動産コンサルタント、FP)
- 代表取締役
不動産の売買、投資をFPの視点よりコンサルタント
独立系のFP、不動産業者とは一線を画し常に第3者の観点からコンサルタント、長年のキャリアと実践て培った経験をを生かします。法律、経済、税務など多角的に論理整然とし、これを実践で生かします。誰にも負けない「誠実性」「洞察力」を発揮します。

鈴木 宏
宅地建物取引主任者
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賃貸の可能性について
ballen様
はじめまして、株式会社クレドの鈴木と申します。
不動産仲介業15年の実務経験からご質問に回答させて頂きます。
埼玉県のケースで言うと現在、分家という制度はありません。
そして、過去に分家等で農業従事者の子供しか建てられない
市街化調整区域の土地であっても築20年が過ぎると
誰でも再建築が出来るという制度に変わっています。
また、賃貸住宅については確かに倒壊するような建物では困りますが
ある程度の間取りがあれば家賃を安くすることで入居者が見つかる場合もあります。
この辺については地元の賃貸業者さんに問い合わせてみると良いと思います。
この回答が ballen様のお役になれば幸いです。
株式会社クレド 鈴木 宏
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評価・お礼

ballenさん
早速にありがとうございます。
埼玉県のケースは全く知らず、都道府県によってそんなに違うのか、と正直びっくりしました。自分のところも「築20年を過ぎると誰でも再建築できる」制度であれば悩まなくてすむのに、とつい思ってしまいます。建物は古いことは古いのですが、ずっと使っていて、最低限の手入れをしていたこともあり、さらに手を加えれば賃貸できるのでは、と考えました。いまのところ法的な縛りがあって不可、という理解ですが、ダメもとで地元の不動産業者にあたってみようかと思います。

鈴木 宏
評価ありがとうございました。
実は古い住宅でも意外に借り手は見つかります。
あきらめずに頑張って下さいませ。
株式会社クレド お客様サポーター 鈴木 宏
(現在のポイント:-pt)
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