対象:住宅検査・測量

加藤 哲也
建築家
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Re:地盤改良について
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質問1への返答
1) 29.9坪・柱状改良杭55本(長さ1.6~3.6m)、費用は83万円(税抜き)
2) 16.6坪・柱状改良杭34本(長さ4.0m)、費用は82万円(税抜き)
3) 12.1坪・柱状改良杭25本(長さ3.5m)、費用は70万円(税抜き)
上記は、私がここ5年程のあいだに監理した家の記録からです。
ご質問の内容を同じように並べてみますと、
15坪・柱状改良杭28本(長さ3.3m)、施工費は75~76万円(税?)
柱状改良工法の仕様はいくつかありますので、どの仕様を選ぶかによって金額は変わります。
上記の例の工法を簡単に分けると、
1)はセメントミルクのみ注入、2)3)はセメントミルクと鋼管杭の併用。
杭径のサイズや施工場所の立地条件も金額に影響します。
本数と価格について、特に疑問に感じるところはありません。
質問2への返答
施工中の現場監理をきちんと行えば、改良後の検査は必要ないと考えます。
改良工事の施工完了報告書を出していただけるかどうか、
確認してみるのもよろしいかと思います。
その中に現場から抜き取った供試体試験の結果報告書が入っていると思います。
供試体試験とは、施工中の現場から抜き取った杭材の強度を確認する試験です。
試験費用は通常、見積もりに含まれているはずですが念のためご確認下さい。
質問3への返事
依頼主と検討中の土地を見に行くことがあります。
そのような時にあてはめて考えますと、
設計者としては2つの評価基準が思い浮かんできます。
依頼主が土地だけでなく建物も気にいって、
建物を直して住みたいと考えるならば、
杭を打った頑丈な家として、高評価。
一方、新たに建て直すと考えた場合、
柱状改良杭が地中障害物となってしまいそうならば、
それはマイナスの要因です。
以上、ご参考になれば幸いです。
よい家が建ちますよう願っております。
評価・お礼

iezukuri さん
回答ありがとうございました。
1の回答について。調査データがない質問で申し訳ありません。面積や本数だけで判断はできないとはいえ、なんとか答えてあげようという気持ちは伝わってきました。ハウスメーカーからの見積りが不当な価格ではないと思われたことだけでもよかったと思います。
2の回答について。アドバイスどおり、改良工事の施工完了報告書(供試体試験の結果報告書も含む)をもらうことにしました。

加藤 哲也
気持ちが伝わり、うれしく思います。
評価、ありがとうがざいました。
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