対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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投資の原則的な観点からアドバイスします
rs3080 様
初めまして、ライフ・プランの実現と資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投資初心者と記載されていらっしゃいますので、投資のセオリー等の観点からアドバイス申し上げます。
最初に申し上げます。
毎月分配型の投資信託は、長期間の資産形成には不向きな商品です。毎月分配するということは、決算を毎月行いますので、投信内の経費・コストが高くなります。また、分配金には税金がかかりますので、税の繰り延べ効果を最初から放棄してしまいます。もし、分配金を受け取りながらそれに税金がかかっていない場合には、投資した元本を受け取っていることになり、この場合にはより資産形成にはマイナスです。
長期投資の場合には、分配金のない投資信託が向いています。
様々な実証研究によれば十分に分散されたポートフォリオで組む資産運用の成果の91%は当該資産配分によって決まると報告されています。
今回資産配分方針をお考えになられた由、その場合には毎月積立分だけでなく、すでに保有されている分も合せて、お考えになる必要があります。すでに、外貨定期預金と外債に投資されていらっしゃいますから、外債への1万円は余分なものになります。
もし、資産配分を3アセットクラスに均等にされる方針であれば、保有されている外債と外貨預金の一部を解約して、3資産均等になるよう再配分(リバランス)されるようお勧めします。
なお、外貨預金はきわめて効率の悪い運用です。宜しければ下記をご一読ください。
外貨預金と外貨MMFどちらがお勧め
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/24556
外貨の交換手数料と比率
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/19179
補足
今回インデックスファンドで積立される件につきましては
また、ご存知の通り、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされていますので、適切なご判断と考えます。
ドルコスト平均法につきましては
ある条件の場合(価格の高安が必ずあり、それも短期間で交代するような場合など)にドルコスト平均法で購入すると購入コストが下がるだけです。
また、ドルコスト平均法で購入なさる場合には、高値掴みはありませんが、底値での購入を放棄することになります。効率的市場の理論に立てば、投資資金が手元にある場合のドルコスト平均法と一括投資とには優劣はありません。
従いまして現況が底値に近いと判断される場合は、一括投資が宜しいかと存じます。もし、今後も下がると見込めば、投資を延期されることをご検討ください。
そして、いずれも判断付きかねる場合に、分割購入をお勧めします。
なお、現在保有されている商品の多くは、円安(当該通貨高)を前提に購入されたものと判断いたします。短期的には十分に当該通貨高が考えられますが、長期的には金利が安く、インフレ率が低い通貨の円高が原則です。一昨年の突然の円高のような事態にならぬよう長期での保有はお勧めしません。宜しければ下記をお読みください。為替と金利の関係が記載されています。
http://www.officemyfp.com/fptayori0906.html
年金を運用する団体の配分を掲示します。宜しければ参考としてください。
(現在のポイント:-pt)
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