対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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投資への考え方と分散投資・リバランスをお勧めします
空雄 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投資の基本は分散投資と考えています。
理由は、株式や債券という動きの異なる資産クラス、国や地域による異なる動きなど、それらを組み合わせることでリスクをコントロールしながらリターンを得られます。現況のグローバル化で一つになったという方もいらっしゃいますが、まだまだ分散投資は有効です。
その観点からは、今回薦められてご購入された銘柄は外国債券と不動産という資産クラスの片寄と、外貨建て商品だけという偏りになっています。
また、多分配型の投信は税の繰延べ効果が得られず、、決算処理と決算のための売買コストがあるなど、資産形成には効率的ではありません。分配金が無いか、年に1回のものが効率的です。
毎月配当型投信は必要ですか
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/column/detail/11424
上記観点から、私はリバランスをお勧めします。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。今後も投資・運用を継続される場合には、私は定期預金(ネット銀行が金利が高くお勧めです)と国内外の株式や債券への分散投資をお勧めします。
私が得ているデータでは、1970年1月〜2007年12月までの456月次データで、定期預金の平均リターンは3.6%でインフレ率は3.2%でしたから、必ずしもインフレに負けるとはいえません。従いまして定期預金も分散先の対象としています。
例えば、5資産に均等配分しますと、期待リターンは3.5%、リスクは8.0%になり、年間の運用成績の68%が-4.5%〜+11.5%の範囲はいり、95%の場合は-12.5%〜+19.5%に入ります。
リスクを抑えるには定期預金と日本国債の比率を上げ、収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を高めることでコントロールします。
補足
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
なお、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
これは、市場全体のリターンからコストを引いたものが一般投資家のリターンですので、中間コストは低いほど、投資家が利益を得るチャンスが大きくなる。
インデックスが購入できれば市場全体を購入することと同じという発想で、創出されたものでファンドマネジャーの運用も長期的にはインデックスを上回ることが困難なことが実証されています。
私のHPに信託報酬の安いインデックス・ファンドを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/idxfund-1.html
投信評価システムを活用したアセットアロケーション勉強会を開催しています。宜しければご参加ください。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm
☆参考として
確かに100年に1度の暴落とは思いますが、過去にも金融危機はブラックマンデー、ITバブル、アジア通貨危機、LTMの崩壊、911ショックなど度々発生しています。そして、期間は別としてその都度立ち直り、長期的には上昇してきました。市場価格の暴落は極めて短期間に起きますが、価格の急騰もやはり短期間で発生します。それらが何時発生するかは判らないため、市場に留まることが重要と考えています
(現在のポイント:-pt)
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私、定期預金にて1,500万円の預金がありましたが、この低金利の時代、定期預金では物価の値上がり等を見込むと、資産全体の価値は年代の経過に伴い目減りするからと銀行から… [続きを読む]
空雄さん (神奈川県/43歳/男性)
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