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対象:リフォーム・増改築

久保田 優一

久保田 優一
ガーデンデザイナー

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断熱材について

2018/01/30 11:32
(
5.0
)

ご質問拝見しました。
まず断熱材の正しい使い方をしっかり知って頂いた上でお考え頂きたく順を追って書かせて頂きます。

断熱材の効果を得るために
まず断熱材はしっかりと隙間のないように埋めることが大事なポイントになります。
少しの隙間でも冬は冷気が、夏は熱気が入ってきます。
既製品を使う場合は壁一面にテープなどを使ってしっかりと埋めていくことが、とても大切です。
また築60年ですと、おそらく床、屋根裏も断熱材はないと思われますので、壁だけではなく床下と天井裏にも断熱材を入れる事をおすすめします。

もっとも温まりにくい素材は実は空気であるとう事を記憶して考えてもらえると良いと思います。


効果の高い断熱材は、どうしてもお値段も高価です。
例えば旭化成建材の ネオマファーム は大変優れた断熱材で、実際かなりの効果があります。

今回はお安くという事なので、使えないかもしれませんが、一度ご検討ください。

さて、他に安い素材をご紹介します。

1.グラスウール
冷蔵庫の断熱材にも使われています。壁、天井裏に向いています。比較的安価で軽く、見た目は細長いベビーかけ布団のような材料です。
一般的によく使われる断熱材です。
そのままでは見た目と固定がよろしくないので、上から何かカバーするものが必要です。

2.スタイロフォーム
断熱材として作られた、いわゆる発泡スチロールです。
軽くて扱いやすく、安価で手に入ります。主な用途は床下の断熱材として使われています。
こちらもカバーするものが必要になります。

3.しっくい塗り
昔から使われて来た素材です。上二つの断熱材に比べれば効果は遠く及びませんが
ある一定の断熱効果は期待できます。
調湿効果と抗菌作用がありますので、質問者様の考えられる湿気の対策には向いています。
下地が何なのかによって、そのまま塗ってくっつくか、くっつかないか変わりますので
よくお調べになってくっつくように、適した下地処理を行ってから実施して下さい。


他には効果は薄いものの例えば梱包で使うプチプチした素材とか、白っぽい緩衝材とかを窓に貼り付けると効果があります。湿気は全くダメですが。。。

同じ梱包材でもダンボールは紙の中に空気層がありますが、使えません。
理由はゴキブリが卵を産み付けやすく、一度入り込むと大変なことになるからです。



この辺りご参考に断熱材をご検討頂ければ幸いです。

しっくい
調湿効果
効果
断熱材
断熱

評価・お礼

あむろ さん

2018/01/30 11:57

丁寧なご回答ありがとうございました。
参考にしながらどうにかやってみようかと思います。旭化成のネオマフォームも検討に入れていきたいと思います。

久保田 優一

久保田 優一

2018/01/30 19:09

ご評価いただきありがとうございます。ご参考にお家が暖かくなるといいですね。
がんばってみてください。

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この回答の相談

築60年以上の家の壁の断熱

住宅・不動産 リフォーム・増改築 2018/01/29 15:30

築60年以上の家の壁を断熱しようと考えています。お金をかけたくないので素人ながら自分でできたらと思っています。
しかし、築年数のせいなのか、うち壁と外壁のあいだに断熱材を入れるようなスペースがな… [続きを読む]

あむろさん (広島県/25歳/女性)

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