対象:一般歯科・歯の治療
回答数: 1件
回答数: 4件
回答数: 5件
金属の修復物は歯質の削る量が少なくて済みます。
一般的に金属の被せ物は強度に優れ、薄く作っても割れたり欠けたりすることがほとんどないため、歯を削る量は最小限で済みます。
歯科技工士がハンドメイドで作製するプラスチックの被せ物(HJC)やハイブリットセラミック、セラミックなどでは、割れにくくするために一定の厚みを確保しなければならず、土台となる中身の歯を少し低く、小さめに削る必要があります。
CAD/CAMの場合は機械が歯の形を計測してセラミックの塊から削り出して作製するため、角や直線がないコンピューターが読み取りやすい形で、しかもはまり込みやすい形に仕上げる必要性があるために、さらに削る量が多くなります。
従って見た目よりも「自然歯をできるだけ多く残したい…」というご要望であれば、金属冠を選択すべきでしょう。
但し、治療後に「やっぱり見た目や色調が気になるから…」という理由では、すぐに保険内で「金属⇒CAD/CAM」などのやり代えはできませんのでご注意ください。
本来、”健康保険”による”保険診療”というものは怪我や病気に対する治療をカバーするものですから、医学的に問題がないケースで「見た目の問題」や美容的な治療は対象外なのです。また、保険診療のシステム上、二重に同じ歯の治療を行っていることになり、公的機関の審査が通りません。
さらに申し上げれば、一度装着した被せ物は容易には外せないため、切り込みを入れたり、削ったりしてから、圧を加えて外すことになります。何度も治療を繰り返すことにより、より完璧になっていくわけではなく、徐々に歯が痛んで耐久性が低下することも考えられます。それぞれの材質のメリット・デメリットをご理解いただいた上で、慎重に選んでいただきたく思う次第です。
茨城のインプラント専門歯科(歯科・口腔外科)/つくばオーラルケアクリニック
公式HP http://www.tsukuba-occ.com/
fb http://www.facebook.com/tsukuba.occ
回答専門家

- 飯田 裕
- ( 茨城県 / 歯科医師 )
- つくばオーラルケアクリニック 開設管理者/院長
患者さんの性格や体質に合った「オーダーメイド治療」を提供
インプラント治療では、患者さんの身体的負担を軽くするため、シンプルな治療法の採用、短時間でダメージの少ない手術を実践しています。完全予約制による丁寧な診療と、近隣医療機関との緊密な連携、充実した検査体制で安全性の高い医療を提供します。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
【質問】
メタルクラウンとハイブリッドCAD/CAM冠のどちらにするか悩んでいるのですが、
あとでハイブリッドに治療しなおすにしても、とりあえずメタルクラウンにし… [続きを読む]
ue5crownさん (兵庫県/43歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A