対象:一般歯科・歯の治療
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顎関節症と過蓋咬合の治療についてお伺いします。
20代前半、男性です。
10年ほど前に顎関節症と診断され、外科手術を勧められましたが、
自然に痛みが治まったので当時は結局受けずじまいでした。
しかし、ここ数年で再び顎の不調が目立ち始めました。
具体的な症状は、
・一日中顎付近が痛む、特に食事中
・睡眠中に突然顎の付け根の痛みで目が醒める
・偏頭痛、立ちくらみが頻繁に起こる
・口が以前ほど開かなくなった、エラや頬骨が昔より張ってきた
・開くと音が鳴り、エラ部分がそれぞれ1から2cmほど膨らむ
・腰痛や首、肩の凝りがひどくなった
・精神的な不調が続く
などです。
また、素人判断ですが、見たところ上の歯が下の歯をほぼ完全に覆っている、左右の下の奥歯が45度内径している、
また上の歯茎がやや左側に傾いていることから、噛み合わせの不調が原因でないかと思います。
ここからがお尋ねしたいことです。
まず、顎の痛みと、エラの張りや噛み合わせ、全身の不調は関係あるのでしょうか。
こういった場合の治療には、やはり手術や矯正治療が必要なのでしょうか。
また、検査や治療費はどの程度になるのか、保険は適応されるのか、という点についても教えていただきたいです。
現在、検査費用や治療費がどれくらいかかるのか分からない為、病院に行くのに二の足を踏んでいる状態です。
よろしくお願いします。
Shingo36さん ( 愛知県 / 男性 / 23歳 )
回答:1件
堀内 晃
歯科医師
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Re:顎関節症と過蓋咬合です
おはようございます。長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの件ですが、顎関節症と過蓋咬合でいろんな症状があられるということですね。
顎の痛みと、エラの張りや噛み合わせ、全身の不調は関係あるのでしょうかことについてですが、関係は大いにあります。
こういった場合の治療には、やはり手術や矯正治療が必要なのかということですが、手術を勧められる場合があるかもしれませんが、するべきではありません。
まず、この状態になっておられる理由として、頚椎がひずんでしまっているということです。これにともなって顎の位置がずれてしまっています。原因はどちらかというのは実は両方なんですが、姿勢が悪いあるいは、うつぶせ寝、横向き寝、頬杖などは大きく関係しています。それにより顎の位置がずれますと、さらに噛みしめを無意識の状態でしてしまい、顎のまわりの筋肉が発達します。筋肉が発達することでまた、噛みしめが助長されます。
噛みしめが強くなることで歯は動きます。
動くというのは、歯自体が顎の骨の中に埋まってしまうということです。そしてさらにかみ合わせが深くなります。
精神的な不調が続かれる理由としては、おそらく、顎関節のすぐ後ろに耳がありますが、この中に平衡感覚をつかさどる三半規管があります。
この三半規管に影響がでると自律神経系に影響が出てしまいます。いわゆる原因がわからない体調不良の原因です。
こういった症状に伴って腰痛や肩こり、片頭痛なども起こっておられると思います。
すべてはつながっています。
この状態のままで、顎だけを手術で直したりすると体のバランスが異常になります。
大学病院でのオペを勧められる場合もあるかもしれませんが、矯正治療とテンプレート療法がお勧めです。
私の病院でも、質問者さまと同じような症状で来院される方がおられますが、不調などは早期に改善されます。後は、その原因を時間をかけて直していくことになります。
ご参考にされてください。
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