対象:ホームページ・Web制作
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はっきり言ってしまえば、不要
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皆さん割と「役に立つ」という評価ですが、僕は不要という立場です。
僕は子供のころから商店街のど真ん中で育った人間で、向かいは八百屋さん、隣は床屋さん、その隣は文房具屋さんでさらに肉屋さん、自分の家は美容院で、隣はカメラ屋さんで、さらにその隣は電気屋さんと靴屋さん、といった状態でした。
その中で交わされるお客さんと商店の人のコミュニケーションというのは、当然のことながら人と人との間にある温かみのあるもので、それをネットで再現することは非常に難しいと思います。
特に、客単価が比較的安い八百屋さんや魚屋さん、肉屋さんといったところになると、商品が多すぎてウェブサイトの維持管理が煩雑になりますし、また、たとえばブログで「今日は新鮮な肉が入りました」などとやってしまうと、今度は新鮮な肉が入ったときにしかお客さんが来店してくれなくなります。商店街の八百屋さんや魚屋さんにとっては、最新情報があったときにだけお客さんが来てくれるのではなく、近所に住んでいる人たちが毎日生活の一部として店の前を通ってくれて、「○○さん、今日は良い魚が入ったよ〜」などと声をかけることができる環境こそが重要なはずです。
確かに、仕組みとしては八百屋さんでも魚屋さんでもウェブサイトを持つことは可能だし、そこから得られるメリットもあります。しかし、そうしたことによって失われるものも必ずあります。そして、危惧されるデメリット、すなわち生のコミュニケーションが失われてしまうかもしれないということは、商店街の活気が失われることに直結します。
僕は今でも自分が育った商店街に行くことがありますし、そこで子供のころからの知り合いと話をすることがありますが、間違っても「ウェブサイトを作りましょうよ」と提案することはありません。何でもかんでもIT化すれば良いというわけではない、というのが僕の考え方です。
補足
文字数制限に引っかかったので、続きを追記に書きます。
ただし、これはあくまでも一般論であって、中には例外的にウェブサイトを置いたほうが良いケースもあるかもしれません。そのあたりは個別に検討してみる価値はあると思います。また、下記のコラムで今回の件に関係することを記述していますので、もしお時間がありましたらこちらも読んでいただければ幸いです。
http://profile.allabout.co.jp/pf/motoki/column/detail/13256
評価・お礼
sharu さん
元木様、とても良く分かります、ありがとうございます。
コラムも見させていただきました。おじさんのお店が電気屋さんとか、高級お茶屋さんとかだったら、ホームページとかもいいと思いますけど、にんじん一本いくらという値段だと、確かに成り立たないかもしれないですね。
おじさんのお店の環境も元木様の環境に近いですし、対面のコミュニケーションって大切だと思います。このようなお返事をもらえてうれしく思います。ありがとうございました。
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この回答の相談
以前から疑問に思っていたことなのですが、例えばいわゆる商店街の肉屋さんや魚屋さんといった個人商店がホームページを持つメリットというのはあるのでしょうか?
ネットショップをやるわけ… [続きを読む]
sharuさん (埼玉県/20歳/女性)
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