対象:住宅設計・構造
北側斜線
- (
- 5.0
- )
こんばんは、
スタジオドゥカの畔柳です。
第一種低層住居であれば、東京の場合、おそらく、第一種高度地区となり、北側斜線は6/10です。つまり、さいなおさんが検討されている土地の南側境界線上で5m、そこから6/10の斜線より南側の建物は高くなりません。これはかなり厳しい数字です。境界線から50センチですと、建物の高さは5.3mとなり、まともな天井の高さを採ることができない数字になります。
この厳しい北側斜線により、東京の様な過密都市の住宅地でも、日照が有る程度確保されています。
今回のこ相談の土地の場合、さいなおさんの建物を、南側敷地境界線から3m程度下がって建てることにより、冬至のお昼頃の日当りを確保することができます。
東側の旗竿部分が3.3mということですと、午前中の光も期待できます。西側のお宅は、隣地境界から50センチということですが、このお宅の南側にある程度の庭があるのでしたら、午後の光も期待できるかもしれません。
ただし、確かに、南側隣地境界線近くの日当りは悪くなります。ですので、植栽をされる場合は、この南側隣地境界線には、日陰でも育つ樹木を選ぶ必要が有りますね。
評価・お礼
さいなお さん
2014/12/07 21:59ありがとうございます。隣がどんな家が建つのか、予想がつきませんでしたが、具体的な数字を出していただいたので、イメージが少しできました。北側斜線の緩和みたいなことはできるのでしょうか(天空率?)。この土地の広告にでているモデルプランでは、15.4mの竿地部分に玄関が3~4mほど出っ張っています(2階部分はトイレ)。そうすると敷地の東南角が完全に塞がれる心配もあります。ちなみに旗部分は奥行き9.97mで、奥の幅は10.48m。120平米ほどあります。全部で169,93平米。とすると、南側の日当たりは過度な期待はできないですね・・・
回答専門家
- 畔柳 美知子
- ( 東京都 / 建築家 )
- スタジオドゥカ建築設計室 管理建築士
時の変化を受け入れる揺るがない空間を
住宅/建築は、完成した瞬間から時の流れを受け、変化し、やがてオーナーのかけがえのない空間として熟成してゆきます。その為の空間を作るのが私の仕事です。また、特に、犬と暮らす住まいのアイデアをご提供しています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
検討している都内45坪土地(容積100、建ぺい50、一種低層)があります。
*北道路6m
*間口 10.69m
*奥行き 15.40m
*南側の隣地との境界線8.61m
*南北はほとんどふれてい… [続きを読む]
さいなおさん (東京都/48歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A