対象:住宅設計・構造
お世話になります。
都内に36坪の土地を購入し、間取りを検討しておりますが、採光、日照について相談させて下さい。
西向きにて43条1項但し書き道路に10m接道し、奥行きは12m弱の整形地です。第2種住居地域、45m第2種高度地区、建蔽・容積は60/160です。天空率緩和は効きませんが道路斜線緩和は効きます(建築基準法56条第2項~4項は適用があり、同7項は適用がありません)。北側、南側共に3階建の隣家で真南からの採光は期待できません。東側は通路を隔てて福祉施設のスロープが南北に走っているだけなので南東の日は入りそうで、あとは南西、西の日に頼る形と思います。
2階建て(+ロフト)を考えており、できれば1階リビングがいいと思っています。その場合、土地の南西の位置に、縦に(=東西に)カースペースをとり、車と並行して、西から、リビング、ダイニング、キッチンと一続きにし、リビングの西側(土地の正面)に大きな窓を置く、更にはリビングを吹き抜けにし2階からの光も取れればどうかと考えていますが、このプランは採光の面でいかがでしょうか?
また、リビングの西側を塔屋(もしくは塔屋風の多角形の出窓)とした場合、塔屋の正面と両斜め側の3方向の窓から1階、2階に採光できることになりますが(塔屋は吹き抜けにして2階からの光が1階のLDKに注ぐイメージ)、この場合もいかがでしょうか?
よろしくお願い致します。
補足
2018/06/14 11:51・西側で接道している道路は4m幅です。
・南側の隣家と、南側の隣家の西側お向かいのお宅は角地です(南側の隣家は西と南で接道、お向かいのお宅は東と南で接道)。
・対象土地の西側のお向かいとその南北の隣家は第1種低層地域なので2階建てです。
nyannyaさん ( 東京都 / 男性 / 34歳 )
回答:1件
中山 秀樹
建築家
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吹抜け、搭屋は有効ですよ
こんにちは。
中山秀樹建築デザイン事務所の中山です。
詳しくお調べになっているようで家づくりに真摯に向き合っているように思われます。
同業者の方ではないですか?と思ってしますほどです。(笑)
せっかく詳しく書いて頂きましたが、実際の詳しい状況が分からないと明確なご回答は難しいです。
例えば隣家どうしの空状況や隣家の屋根形状も陽当り検討には重要な要素なので・・・
ただ、nyannyaさんの考えられた吹抜けや搭屋(多分ライトウェル(光井戸)のことと思います)
のアイディアは概ね間違っていないと思います。
直射日光が1階の床面を照らさなくても室内の反射で十分明るさを確保することは可能です。
但し、窓の位置やサイズは注意が必要です。むやみやたらに大きくすると夏場は暑すぎて
カーテンなども付けにくい位置なので対処し難くなります。
また、これは個人的な見解ですが、西側採光は控えたほうがいいと思います。住宅の温熱環境
の観点から西陽は百害あって一利なしと思っておりますので。
弊社も都内の物件が多く、採光については単純ではない為、アイディアで解決することが多いですね。
HPに実績がありますので、よろしければ覗いてみてください。参考になれば幸です。
中山秀樹建築デザイン事務所
https://nhaads.com/
(現在のポイント:-pt)
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