対象:住宅資金・住宅ローン
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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ご購入よりも賃貸での生活をご検討ください
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もよみ様 初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
ご質問にお答えします。
不動産の購入は今後35年という長い期間、大きなリスクを負う買い物です。私は、無理をせずに賃貸での生涯設計を立案することをお勧めします。
営業の方がお話された状況もありうる一つの例ですが、今後の経済状況は、不確実性=リスクが伴います。
アベノミクスが成功すれば、インフレになり、物価は上昇し給与も上昇することが考えられますが、失敗すれば再度デフレに陥ります。
今は、景気対策のために大盤振る舞いの新築マンションの販売支援策として、住宅ローン減税等を行っていますが、10年後に減税が無くなった時に、もよみ様として支払いが滞るリスクはありませんか?
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今後のコスト負担をお考えください。
最初に登記費用が必要です、また、引っ越しのための費用も必要になります。
住宅購入の際には、死亡リスクへの対応として団信を組まれることをお勧めしますが、その費用は計算に組まれていますか?
そして、毎年の固定資産税があります。
その他に住宅、エアコン等の設備の購入も必要になります。
経年で考えると、エアコン・トイレ等の不動産に含まれない物品の買い替え費用もあります。賃貸の場合には、これら費用の多くはオーナー持ちです。
6経済的だけでないリスクを申し上げます。
35年間はとても長い期間です、その間に、ご夫婦の転勤はありませんか? また、お勤めになっている企業が経営不振に陥り給与の減額、または解雇等のリスクもあります。
もちろん、良い方にぶれることもあり得ますが、将来の不安という点でリスクをお考えに為ると宜しいかと思います。
(小生は40年間で4回勤め先が変わりました。そのうち3企業は現在存続していません)
私は、賃貸と持ち家を経済的な比較で測ると、賃貸が有利と考えています。
コラムにもそのような観点で書いています。
住宅購入は家賃の前払いで、賃貸は後払いと考えることが出来ます。
従って、物件の現在価値が高いもので有れば買う価値がありますが、そのような観点で当該マンションを見られましたか。将来得るとしたら、経済的な損失が無い価格で売れる物件の要素を備えているかが、現在価値より高い物件です。
一生賃貸が不安ということでしたら、資産運用で貯蓄を増やすことで解決します。
現在日本の持ち家の13.5%は空き家です。戸数にすると820万戸になります。
少子高齢化が続くと今後この数値は飛躍的に増加することが予想されています。
その様なときには、中古住宅も安く手に入ると思われますし、借り手を探すオーナーが老人という理由で借り手を選ぶことはできないと考えています。
以上の観点から、今回の購入はお勧めできません。
評価・お礼
もよみ さん
2014/10/02 09:36
回答ありがとうございます。
一生賃貸も、そんなに心配することではないのですね。今回の購入は見送り、今後どうするか夫婦でよく話し合いたいと思います。
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この回答の相談
タイトルの通りですが、今マンションを購入すべきか一生賃貸を覚悟するか迷っています。
既婚ですが、事情があり夫はローンを組むことができないため、購入するのであれば私単独でのローンとなりま… [続きを読む]
もよみさん (東京都/38歳/女性)
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