鉄骨造車庫の柱移動

車庫が鉄骨造（Ｓ造）であれば、柱の５０ｃｍ移動は可能です。
ただし、Ｓ造が軽量鉄骨ならば、柱の移動は原則ＮＧです。重量鉄骨ならばＯＫです。
可能性はＯＫですが、何処をどうすべきかは此のメールでは回答出来ません。
車庫の上部構造が、２～３階なのか、２～３階の構造がＳ造なのか木造か、
２階床の仕様は、全て？です。
車庫の間口と奥行き寸法は、特に移動する柱と柱が支えている梁の部材寸法は、これも？です。
現存の柱位置と、その柱を受ける基礎の形状は、？
梁部材がそれなりの大きめの断面性能を有しているのなら、単に柱を移動するればＯＫです。
梁部材が現状に合わせた小さい断面性能ならば、梁の補強も必要になります。
いずれにしても、具体的な情報とデータが有っての判断になります。
データの収集は、此の改造工事を施工できる鉄骨業者に依頼して下さい。
データの収集が完了したならば、鉄骨業者から直接、当方へデータを送らせて下さい。
２階以上の情報と１階のデータにより、当方が適切なアドバイスを致します。
アドバイスとは、既存梁の補強の有無。移動する柱に対する断面算定と基礎の判定です。
そのアドバイスにより、鉄骨業者がお客様に適性な見積を提出します。
それにより、計画を実施するか否かの最終の判断は、お客様がします。

以上は仕事を進める上での手順です。　　２０１４．９．２２　　中舎重之