対象:子供の教育・受験
坪内 康将
塾講師
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独学できる人の「予定」の考え方
はじめまして、独学指導の専門家の塾屋です。
まさに独学=自分一人で勉強を進める の部分ですので、
独学をしている人たちが「予定」をどう考えているか・・・そのうちの2つを教えたいと思います。この2つがあるだけでも予定への考え方は変わります。
その1【予定は多めに設定する】
予定は、例えば2時間あれば2時間ギリギリまたはオーバーするような量の設定をしましょう。
予定を緩くすると「これなら後で挽回できる」と思って、当日やらなかったりします。
また、キツめにしていおくと、1つ1つの処理能力や完結能力のスピードが上がります。
そして、ハイペースでやらないと終わらないようにしたほうが雑念も入りにくいです。
よく、期日ギリギリにドッと追い込む人がいますが、意外と独学ができる人は宿題を前日にドッとやったりします(徹夜はしません)
それは「前日にやっても間に合う」と考えているので、敢えて溜めてあるのです。そして通常は受験など他のことに時間を使います。
その2【調整日・調整時間をつくる】
その1だけを行うとうまくいきません。
そもそも予定はあくまでも予定です。急な用事、体調で変わることがあります。
少しズレただけで「もうダメだ」と思ってしまうのは、この【調整】という考え方がないからです。
よく、勉強ができる子が休日に遊んでいたりしませんか?
平日にゲームをしていたりしませんか?
それは、彼らの調整日・調整時間にあたるものです。
【調整】の時間、日をつくるとは、どういうことかといいますと
「何も予定を入れない」という時間、日のことです。
こうした空いた時間帯を最初から作っておき、勉強が予定通り終われば、その日は自由時間にして、予定がズレたときは、その調整のときに遅れを解消させる。
そうすれば、もし遊びたいなら調整しなくていいように予定を実行します。
仮に予定からズレたとしても調整時間・調整日に遅れを挽回できます。
予定がうまくいかない人は、この2つを持っていない方がほとんどです。
実際に予定がうまくいく人、予定がうまく組める人は、この2つを理解しています。
これは特殊能力でも、練習して身につく技術でもないので、今日すぐにでも実行できます。
ぜひ、予定を組む際に参考にしてください!
補足
補足について・・・。
多めに設定する目的は、筋トレのような目的です。
いつもの負荷だと、そのペースや質、量から成長しません。なので、あらかじめ予想よりも多めにしておくことで自分の想像できる質や量は上がっていきます。
ちなみに、質が落ちることや理解が低下するという問題もおきます。
それは、あくまでも「予定を立てる」とは別問題です。
時間がたっぷりあれば理解できる。時間がないから理解ができない。
という考え方は本来しません。
特に受験前ですので、今さら新しく理解が必要なものを勉強することはしないと思います。
なので、「予定」という観点で言えばハイペースで構いません。
きっと復習メインの勉強内容になると思うので、例えば「もうできるものは飛ばしていく」ことをすれば、4ページ30分と仮に設定しても、それよりかなり早く終わり必要なところだけ復習ができます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在高3の約一ヶ月後に私大入試を控えたものです。
この時期に悩むべきことではありませんが、
勉強の計画を作るのがとても下手です。
一週間の計画を作り、具体的な参考書を決めて、
それを一日の… [続きを読む]
kurouさん (静岡県/18歳/男性)
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