対象:住宅賃貸
田中 恵利子
不動産鑑定士
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原状回復工事について
横浜の不動産鑑定士の田中恵利子と申します。
法人借り上げということですが、所在地、家賃や部屋の広さ、契約関係がわからないですが、50万円という金額はけっこう高額かと思います。
通常の使用で生じた傷など基本的には負担する必要はありません。ただし、借主の過失(室内での喫煙、故意に壁紙を剥がしたとか)で傷をつけたりした場合にが支払う必要が出てきます。
退去時にはできれば、業者と借りているご本人が立ち会うべきでしたね。
立ち会いでは、予め退去時に指摘されそうな箇所の写真をとっておくとか、傷によっては自分たちが傷をつけていないといった弁明をする機会になるのです。
業者に原状回復費工事の明細を提出させてください。
最近、家賃収入が値上げできない業者が原状回復費を高く請求するケースが横行しています。
関係のない修繕費用を要求された場合には断固として払わない姿勢を取った方がよいかと思います。ますは詳細をみて不動産業者と交渉してみてください。
最近、賃借人の意識も高まってきてて、自ら簡易裁判所で「原状回復費、敷金返還訴訟」を起こされる方増えています。
払う必要のない工事費用はきっぱりと拒否しましょう。
補足
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/genzyokaifuku.htm
国土交通省が出している「原状回復をめぐるトラブルのガイドライン」を参考にしてみてください
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
こんにちは。
現状回復費用についてもめており、こちらでご相談させて下さい。
3月に退去した賃貸物件についてです。
法人契約で3年間居住しました。築10年ほどの物件です。エイブルが管理しており仲… [続きを読む]
じゅんちさん (神奈川県/38歳/女性)
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