中古マンション購入にあたってのご提案

補足

【賃貸リスク】

もし仮に、ご主人様のお考えのように、スムーズに事が進んだとしても、いずれ行き詰ることは、確実だと思います。
賃貸は、一定期間の契約のため、必ず空室による損失リスクが発生します。この空室損失リスクを回避できないがために、資金繰りが悪化し、ローンの破綻がたくさん起きているのが実態なのであります。

私の専門は、任意売却という住宅ローンの返済が困難になった方々に関する不動産売却の仕事がメインなのですが、奥様がご心配されていますように、ご主人様のような資金計画で、ローン返済が破綻しているケースは、実際、任意売却の現場で、多く目にしていることでもございます。

もちろん、中古マンションを住宅ローンで購入したとしても、新築物件が購入できないのであれば、ローンが破綻することはありませんので、その点の心配は特段不要でがございます。ただ、それはそれで、奥様の夢を断念せざるをえないことで、とてもつらいことではないかと存じます。

【ご主人様へのご提案】

不動産を購入しようとしているときには、とかく、周りが見えないものです。特に、奥様側から、不動産に関する賃貸リスクなどを指摘しようとするのなら、喧嘩にもなりかねないでしょう。

この点においては、奥様の冷静な判断力で、ご主人様の考えを変えていくしかありません。具体的には、不動産以外の事柄（今後、子供を産むとなれば年間これだけ費用がかかるetc）の出費を明確にして、それらをどうやって賄っていくのかを優しく聞いてみるのがよいかと存じます。

もし、それでも、どうしてもダメであれば、それはそれで仕方ないことかと存じます。

ちなみに…

仮に、中古マンションを購入し、新築物件が購入できたとして、その後に、ローンの支払いが厳しくなっても、最終的には、任意売却をいう方法がありますので、要らぬ心配は不要です。（奥様が主債務者になったり、また、連帯保証人になるという条件を除けば…です。）

答えになりましたでしょうか？ご主人様とうまくお話しをしてくださいね。

不動産コンサルタント藤原鉄平　
http://fireworkers.jp/ 任意売却 初めてのご相談はファイア・ワーカーズ
http://ninbaicreator.com/ 任意売却・事業再生の道標