苦しい気持ちを解放できる場をみつけましょう

初めまして、セシル＠さん。私は、さまざまな依存症や共依存・人間関係で悩む方を対象に、
コーチングや、コミュニケーショントレーニング・表現セラピーでサポートさせて頂いています、
鈴木安希子と申します。
恋愛でも、苦しみを抱えている上に、依存症への不安も重なって、
とてもしんどい状況だということお察し致します。

恋愛依存症とセックス依存症は少し異なります。
セックス依存は、プロセス依存です。
そのプロセス（その行為の始めから終わりまでの行為自体）にのめり込むことで、
自尊心を保てたり、過度なストレスやトラウマ、死にたい気持ちを忘れられるのがプロセス依存です。
セックスという行為ができれば、どんな相手でも、どんな状況でも、その行為によって心は安定します。
（行為が終了した後は、深い罪悪感に襲われますが・・・）

ですから、彼女だけを深く求めるセシル＠さんは、セックス依存症ではないように思われます。

恋愛依存症の場合は、出会いから別れまでのプロセスへの依存の場合と、
相手との人間関係に依存して、自他の境界線を見失って、密着していないと、
死ぬほど苦しい精神状況になってしまう、人間関係の依存（共依存）の場合があります。

セシル＠さんの場合は、共依存の質が強いのではないかと思います。

ただ、思春期のように人間的に互いが未成熟な男女の恋愛にも、
共依存と同じような状態はおきます。
しかし、それは、傷つきながらも大人として成長するプロセスでもあります。

年齢的にもセシル＠さんは、その時期にあると思いますから、
依存なのか、大人への階段を上っているかの判断は、難しいところです。

ご心配なら、精神科以外にも、
各都道府県に、精神保健福祉センターというものがあり、思春期相談などの窓口も利用できますし、
専門の機関の紹介もしてくれます。

また、共依存の人同士が語らうことで自分をみつめる自助グループ活動もあります。
依存症に詳しいカウンセラーやセラピストなどの個人カウンセリングも有効です。

相談者やグループとの相性も大切なので、
セシル＠さんの感性で、選んでみてください。

思春期の悩みにしても、依存症にしても、とにかく、ご自身の世界にこもらずに、
誰かに助けを求め、苦しい気持ちを解放できる場を持つことが大切です。
そんな場が見つかりますこと、心よりお祈り申し上げます。